2019年02月08日 (金)本に囲まれて"暮らす"魅力
おはBizキャスターの豊永博隆です。
みなさん、最近、本を読んでいますか?
パソコンやスマホで文字を読む量は圧倒的に増えているように思いますが、
紙の本を読むとなるとどうも億劫になりがちですよね。
私は職業柄インタビューをする機会が多いので、関連の書籍を読むことは多いですが、
どうしても経済・ビジネス関連の本に偏ってしまいます。
小説なんてずいぶん読んでいないなあ。
こうしたなか、取材で神奈川県の箱根にできた「ブックホテル」を訪問しました。
ホテルのエントランスに入ると吹き抜けのロビー。
圧巻は2階の天井まである本棚です。
食やアート、ライフスタイル、小説から建築、動植物など
さまざまなジャンルの本1万2000冊が並んでいます。
本棚のなかには本を読むための狭いスペースも。
狭いと集中できる効果があるらしく、私も入り込んでみましたが、
確かに自分だけの世界という感じがします。
このホテルを運営するのは出版社と書店を取り次ぐ日販=日本出版販売です。
本離れに電子書籍の拡大、紙の本の取り扱いが減るなかで、
本と出会う楽しさ、本との距離を縮めるための施設として
去年8月にオープンしたそうです。
部屋はシンプルですが、
ベランダにはなんと!露天風呂がついていて、ハンモックもあります。
室内には本棚があり、著名な作家や音楽家、アーティストなどが選んだ、
お気に入りの本が置いてあります。
仕事のことは一切考えず、時間が過ぎ去るのを忘れて本にどっぷりとはまりたいと
心から思いました。
このホテルでは当然ながら展示してある本を購入できます。
2階建ての巨大な本棚をうろうろして、私も3冊本を選んでみました。
フランスの写真家のエッセー「不完全なレンズで」、
北欧のライフスタイル実践法を描いた「ヒュッゲ」、
そして、不思議な生命力がある植物の謎を描いた「植物はなぜ動かないのか」。
どの本も、普段なら決して選ばないタイプの本ですね。
ネットでも多くの情報が簡単に得られますが、平面的な気がします。
新しい知識を立体的なものにして、自分の頭のなかに根付かせるには
紙の本が最適なようにも思います。
みなさんもたまには日々の仕事や生活のスイッチを切り、
本の大海原に入り込んでみませんか。
この取材内容は2月12日(火)のおはよう日本
おはBiz(午前6時35分すぎ)で放送する予定です。
投稿時間:14:00