2009年11月24日 (火)赤い紅葉、黄色い黄葉、そんな講釈、結構よ?


こんにちは。土日の気象情報を担当しています南です。

東日本や西日本の平野では、カエデやイチョウの色づきがそろそろ終盤。秋の深まりとともに初冬を感じることができる季節になりました。さて、きょうは紅葉や黄葉の仕組みについてです。

まずは黄色い黄葉の仕組みです。もともと葉っぱは緑色をしています。葉っぱには緑の色素(クロロフィル)と黄色の色素(カロテノイド)があり、緑の色素が黄色の色素の9倍くらいあるので、緑色に見えるのです。しかし、秋になって冷え込みが強くなると、緑色の色素が分解されて無くなっていきます。一方、黄色の色素は分解されにくいので、緑の色素より黄色の色素が多くなるため、葉っぱは黄色に色づくのです。

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では、赤い紅葉はといえば、冷え込んで緑の色素が分解されて、黄色の色素が残るのは同じです。この時期、樹木は葉っぱを落とすため、葉っぱの根元と枝との間にシャッターのようなものを作ります。そうすると光合成により葉っぱで作られた糖が樹木のほう行かず、葉っぱの中にたまるのです。糖が赤い色素(アントシアニン)となり、赤く色づくのです。
ただ、カエデやサクラは、すごく赤い葉もあれば、オレンジ色や黄色の葉も見られます。それは、光の当たり具合によってたくさん糖が作れた葉は赤く染まり、糖が作れなかった葉は、葉っぱに残っている黄色の色素と赤色が混ざってオレンジなったり、黄色になったりするのです。

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イチョウなどの黄色い黄葉は、赤い色素を作る遺伝性が無いため、赤くならずに黄色くなります。この場合、光の影響を受けていないので、一本の木全体または並木全体が黄色くなり、とても見ごたえがあります。カエデなどの赤い紅葉は、一本の木またはそれぞれの木によって色が違うためグラデーションを楽しむのが、通な人の楽しみ方かもしれません。
ではきょうの一句「紅葉は 赤黄に変わる 信号機」 紅葉や黄葉は、緑から赤や黄色に変わる信号機のようです。季節が通り過ぎるのをちょっと立ち止まって見送りませんか? と、おせっかいな文章でした。

投稿時間:20:00

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