2019年9月

2019年09月24日 (火)三重県 志摩市


 

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今回は三重県の南東部、リアス式海岸に囲まれ、

全体が国立公園という志摩市から「たび自慢」で~す。

真珠の養殖業を営む井上さんご夫婦と一緒にご紹介しましょう!

私たちの背景に広がっているのが、

140年前に日本で初めて真珠の養殖が始まった英虞湾(あごわん)です。

夫の井上光さんは66歳の三代目。

 

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光さんに広~い養殖用の筏を見せてもらいました。

英虞湾の海岸線は入り組んでいて、波は穏やか、海水温が一定で栄養分が豊富と、

真珠を育てるには絶好の環境なんです。

現在500軒ほどの養殖業者がこの英虞湾で真珠を作っているんですよ。

 

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この筏では、真珠になる核を入れる前のアコヤ貝を育てています。

核を入れてからは、全てのアコヤ貝をもう少し沖の筏に移して育てていくそうです。

英虞湾の潮の流れは複雑らしく、アコヤ貝の栄養分となるプランクトンの数を、

その都度顕微鏡で調べて筏の設置場所を変えていくそうです。

そういう背景もあり、井上さんは英虞湾のことを“畑”と称して説明してくれました。

 

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こちらが10センチほどの大きさのアコヤ貝です。

内側は七色に輝いていますが、

この貝殻の成分が分泌されて、核の周りを包み真珠を作り出します。

 

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白い小さい玉が、

アメリカ産のドブ貝の貝殻をくりぬいて作られた「核」。

大きめの玉が、核の周りが何層もの分泌物で包み込まれた「真珠」です。

この一粒の真珠を作り出す養殖業者さんの技術には、本当に感服させられます。

 

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井上さんの奥様、寿美さんからは、

井上家で代々伝わる保存食を紹介頂きました。

 

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それが、アコヤ貝の貝柱の粕漬けです。

アコヤ貝の身は真珠を作るためのもので、

貝殻にくっついて残る貝柱だけは食べられます。

養殖業者さんだからこそ作れる珍味ですね~。

 

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3センチほどの大きさの貝柱に、

砂糖と日本酒をまぜた酒粕でじっくり漬け込んであるんです。

これはご飯にも合うしお酒のアテにも最高!

ついつい手が伸びてパクパク食べてしまいました。

日本酒が欲しかったな~!(笑)。

アコヤ貝がもたらす英虞湾の恵みは奥深い!

井上さん、取材させて頂いてありがとうございました~!

 

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志摩市に観光で訪れるならぜひこちらも立ち寄ってみてください。

英虞湾の景色を眺めながら、

新鮮な魚介類の炉端焼きが楽しめる場所があります。

今回時間がなくて食べられなかったんですよ~。

お料理をお見せできないのが残念!(泣) 

地元で捕れたヒオウギ貝、サザエ、スルメイカ、

干物などを炉端で焼いて食べられます。

それに地元名物の青さのお味噌汁やひじきの釜飯も付いてきます。

アワビや伊勢エビが付いたプランもありますよ~。

こちらは市の観光協会が運営する「海女小屋体験施設 さとうみ庵」です。

ここでは現役の海女さんの説明を聞きながら炉端焼きが楽しめるとあって、

観光客に大人気なんです。

 

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こちらが施設で実際にお話をしてくださる現役の海女さん。

御年73歳の小川美輪子さんです。

今はウエットスーツを着て海に出るそうですが、

昔はこうした海女さん用の白衣を着て潜っていたそうです。

小川さんはもともと真珠の核入れ作業を30年続けていたそうで、

幼い頃から海で泳いでいたこともあって、

52歳から海女さんになったんですって~。

現役の海女さんは、

隣町の鳥羽市と合わせて700人ほどいらっしゃると言われています。

その技術は国の重要無形民族文化財にも指定されています。

ぜひ守り続けて、志摩の海の素晴らしさを伝えて頂きたいですね~。

「たび」の最後に、海女さんの素敵な笑顔に出会うことができました!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:16:19 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


2019年09月17日 (火)奈良県 大和郡山市


 

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今回一面を飾る写真は、金魚の群れ!

普段、これだけの数の金魚にお目にかかることは、

なかなかできませんよね~!?。

それもそのはず、

今回訪れたのは、全国有数の金魚の産地だからです。

奈良県大和郡山市から「たび自慢」です!

 

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大和郡山市は奈良市の南隣にある、人口8万6000の町です。

もともと農業用のため池が多い土地だったそうです。

そこで、その池を利用した金魚の養殖が江戸時代から始まったんです。

町のいたるところで、

こうした養殖池を見ることができるんですよ。

 

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池をのぞいてみると~、、、

いましたいました、まだ子供の小さな金魚が!

大和郡山市は年間で5500万匹もの金魚が出荷されるという、

まさに金魚の町なんです。

 

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そんな町ならではのお土産屋さんもありますよ~。

今回の演出担当・石井ディレクターが金魚の帽子をかぶって雰囲気づくり(笑)。

お店には金魚の人形やおもちゃ、

金魚柄のコースターや湯呑茶碗、金魚型のポーチ、

目移りするほど金魚グッズがい~っぱい!

石井ディレクター、金魚すくいをやりたくてウズウズしてますね~。

実は、こちらのお店では金魚すくいもできるんです!

 

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こちらがお店に併設された「金魚すくい道場」です!

大和郡山市では、

毎年8月に全国から1800人以上も参加する、

金魚すくい大会が開かれています。

今年で25回目を迎えたんです。

この大会で勝ち抜くために、

多くの地元の方々がこの道場で技を磨いているんです。

 

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今年の大会で小中学生の部で3位に輝いた、

中学3年生の小松瑞希さんです。

大会では、3分間ですくい上げた金魚の数を競うそうですが、

小松さんはなんと50匹すくったんですって~!

すごい!!! 

小松さんにその腕前を披露してもらいました。

 

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金魚を入れる桶から、

だいぶ離れたところからすくい上げるんですよ~。

 

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手つきが違うんですよね~。

金魚は体をくねらせながら前に前に進もうとします。

小松さんは金魚の動きに同調させながら手を動かしていきます。

 

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金魚の動きに抵抗するようなすくい方をしないので、

和紙は破れることがないんです。

小松さんの手はまるで金魚のように泳いでるようでした~。

 

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2分もしないうちに桶が金魚で真っ赤!

いや~小松さんお見事です!!!

今年の大会で個人優勝したのは地元の男性で、

なんと3分で70匹すくい上げたそうです。

大会では3人で組むチーム戦もあり、

家族や仕事の同僚と一緒に参加する人も多いそうですよ。

それにしてもため池が多いとはいえ、

なぜ金魚を養殖することになったんでしょうか?

 

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その秘密を教えてくれたのが、

市役所の喜多由恵さん(左)と植田早祐美さん(右)です。

紹介してくれているのは、

豊臣秀吉の弟・秀長が居を構えた「郡山城」の天守台の石垣です。

大和郡山市はこの「郡山城」の城下町として栄えます。

実は江戸時代に、この城内で金魚の養殖の研究が始められ、

武士の収入源としてため池を利用した金魚の養殖が広まっていったそうです。

大和郡山市では、金魚すくい大会の開催のみならず、

金魚マイスターを養成したり、

金魚にまつわる様々なイベントも開かれています。

武士の副業として養殖を始めた金魚が、

今では大和郡山市の営みを彩り豊かにしていました~。

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:17:02 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


2019年09月10日 (火)静岡県 菊川市


 

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 一面のお茶畑~~~~!

この景色を目の当たりにすると本当に興奮します!

私がドヤ顔する必要はないんですがね~(苦笑)。

こちらは静岡県の西部、大茶園が広がる「牧ノ原台地」です。

牧ノ原台地は、

北に島田市、東に牧之原市、南に御前崎市、西に菊川市と、

四つの市にまたがっていて、

大茶園の広さは日本一と言われているんです。

今回の「たび自慢」はお茶の産地、

菊川市をご紹介しましょう!

 

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新人の宮浦ディレクターが手に持つのが、

菊川市の「深蒸し」という製法で作られたペットボトルのお茶。

デザインを手がけているのが、

なんと菊川市出身の漫画家・小山ゆうさんなんです。

豪華なペットボトルですよね~。

 

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地元生産者の鈴木直之さんが、

製茶工場を案内してくれました。

いや~お茶作りの現場が、

こんなにもダイナミックに進化していてびっくり!

牧ノ原台地は日照時間が長く茶葉もよく育つ代わりに、

その分お茶の苦みも増すんだそうです。

さらに、工場で一般的な煎茶の倍の時間をかけて茶葉を蒸して、

苦みを抑えてまろやかな味を引き出すんだそうです。

菊川市はまさに「深蒸し茶」の産地なんです。

 

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きれいなお色でしょう~。

一度口に含むと「これがお茶!?」と、

驚くような深みとまろやかさ。

湯飲み茶碗で温かいお茶を飲むだけで、

心が落ち着くんですね~。

 

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こちらも新人の若林ディレクターが、

目を丸くしてお茶の風味に驚いていました。

彼女は静岡局に赴任していて、

これから取材を通じて静岡のお茶と接する機会も、

多くなるでしょうね~。

 

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菊川市には“こだわり”を持った地元生産者のお茶を、

飲み比べることができる素敵なカフェもあるんですよ。

陽の光がいっぱい差し込むガラス張りの建物で、

本当に居心地のいいカフェでした。

ぜひ菊川の「深蒸し茶」を味わってみてくださ~い!

 

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今度は鎌を持った2人の女性が登場!

お茶を刈るわけではありせん。

稲を刈りに来た“稲ガール”です。

お二人は、幼稚園に通う子供を持つお母さん、

つまりママ友です。

ママ友二人がなぜ稲を刈りに?

 

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やってきたのは「千框(せんがまち)棚田」です!

水が張られた棚田の景観が美しく、

観光名所としても人気が高い棚田なんです。

今の季節は稲もしっかり育って、

この日は餅米の稲刈りが行われていました。

 

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続々と人が集まってきたのでびっくり!

実はこの棚田、減反政策や農業従事者の減少もあり、

ほぼ全体が休耕田と化していたそうです。

それが、地元の農家さんが中心となってNPO法人を立ち上げ、

田んぼのオーナー制度も導入して蘇らせた棚田なんです。

さきほどのママ友は幼稚園がオーナーとなっている田んぼの、

刈り取りをしに来ていたんです。

その他にも地元の学校や企業もオーナーとなっていて、

この日はオレンジのTシャツを着た、

「静岡大学棚田研究会」の学生さんも手伝いに来ていました。

 

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「NPO法人せんがまち棚田倶楽部」の、

堀さん(左)と理事長の山本さん(右)です。

お二人は代々この棚田でお米作りをされていた農家さん。

「雑草の生えた棚田を見たら先祖が泣くぞ!」と、

25年前に一念発起して棚田の復活に尽力されてきました。

現在は10ヘクタールあった棚田の3分の1を蘇らせ、

市民の皆さんと共に棚田を守っているんですね~。

 

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菊川の原風景を蘇らせ、

市民の皆さんの手で育てたお米がしっかり実っています。

お茶といい、棚田といい、菊川市は“みどり”に溢れ、

“みどり”が似合い、大切な地元の“みどり”を守る素敵な町でした!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:12:54 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


2019年09月03日 (火)沖縄県 読谷村


 

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なんだか妙に気になってね~。

撮った写真の枚数が今回一番多かったのがヤモリでした(笑)。

中でもベストショットが、夕暮れ時のこの一枚。

お目々が可愛いんですよ。

今回はたくさんのヤモリが迎えてくれた、

沖縄県読谷村(よみたんそん)から「たび自慢」です!

 

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読谷村の夕焼けです。

読谷村は沖縄本島の中部、

東シナ海に面した人口およそ4万の村です。

那覇市からさほど遠くない上に、

昔の沖縄の雰囲気が残る土地柄に魅了され、

県外からの移住者も多いんだそうです。

さて読谷村の絶景の夕日が、見られるスポットがこちら!

 

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残波岬(ざんぱみさき)です。

砂浜の多い沖縄では珍しく高さ30メートルの断崖絶壁が、

2キロに渡って続いています。

これは隆起した珊瑚礁によってできたものなんだそうです。

特に柵などはなく自然のままの姿を眺められますよ。

 

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ここに建てられているのが“残波岬灯台”。

この灯台越しの夕日が素晴らしんですって!

それを目当てに、

国内外を問わず多くの観光客がやってくるんですって。

 

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この屋根瓦とシーサーを見ると、

沖縄に来たな~と感じさせてくれますよね~。

続いて訪れたのは焼き物の工房です。

焼き物は沖縄の言葉で「やちむん」と言います。

読谷村は70以上もの「やちむん」工房が軒を連ねる、

焼き物の村なんです。

 

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「やちむん」は自然をモチーフにしたおおらかな柄が多く、

それぞれの工房で個性豊かな「やちむん」が作られています。

この魚の柄は「やちむん」の代表的なデザインで、

人間国宝だった金城次郎さんが生前考案したもの。

 

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その技術を受け継ぐのが、

三代目の金城吉彦さん。

幼い頃は、祖父の次郎さんとリアカーを引きながら、

米軍基地に「やちむん」を売りに行ったこともあったそう。

次郎さんが生み出した“魚の柄”を大切に守っていらっしゃいます。

吉彦さんが沖縄ならでの「やちむん」を教えてくれました。

手に持つのは「抱瓶(だちびん)」という泡盛を入れる携帯用の酒瓶。

腰に付けやすいように三日月型になってるんですよ。

 

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こちらは「カラカラ」という急須のような泡盛用の酒器。

中に陶器の玉が入っていて、

中身がなくなって揺すると「カラカラー」っといい音がするんです。

沖縄の人たちがいかに泡盛を愛しているかが分かりますよね~。

 

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こちらは「厨子甕(ずしがめ)」といいます。

実はこの器、もともとの用途は骨壺だったんですって!

沖縄には何度かお邪魔しましたが、

今回は「やちむん」に触れた初めての「たび」になりました。

 

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「あっ!ヤモリ!!!」と、スタッフの原さんも大騒ぎ(笑)。

読谷村は、ヤモリが悠々自適に暮らせるのどかな場所でした~!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:14:07 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


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