2017年03月15日 (水)福島県 福島市
気持ちい~~~~~~~~!
演出担当の1年目のディレクター小澤君と、気持ちい~~~~~~~!
ちょっとうるさいですね(笑)。
今回のたび自慢は福島県・福島市から!
年間87万人が訪れるという飯坂温泉が自慢で、取材がてら早速足湯に漬かりました~。
飯坂温泉は、福島駅から電車で25分ほど。
あの松尾芭蕉や、正岡子規、与謝野晶子など、名だたる文化人も訪れたという歴史ある温泉です。
市内を流れる摺上川沿いに、44軒もの温泉宿があるんですよ。
飯坂温泉には9つの共同浴場もあり、こちらは最も古いとされる鯖湖湯(さばこゆ)。
元禄時代には芭蕉もこの鯖湖湯に浸かったと伝わっているそうです。
朝9時半ごろに取材させていただきましたが、ひっきりなしに地元の方が入りに来ていました。
もともと日本最古の木造建築の共同浴場として有名だったそうですが、
平成5年に当時の建物を改築したそうです。木の温もりが感じられて、素敵な浴場でしたよ。
ちょっとだけ足を入れてみたら、アチィ~~~~~~~!
実は飯坂温泉は熱いお湯として人気なんですって。
源泉の温度はおよそ60度。朝は50度に設定してお湯を入れるそうで、そりゃ熱いっすよ!
(・・・足湯にだまされちゃいました)
でも、地元の皆さんはこの熱さじゃないと浸かった気にならないんですって(笑)。
この熱さ、一度体感してください!
今度は福島市のソウルフードをご紹介しましょう。
意外に!餃子なんですって。
宇都宮や浜松の餃子は有名ですけど、こちらの特徴はきれいにま~るく並べられた、
その名も「円盤餃子」。
フライパンで一度にたくさんの餃子を焼くことから、どのお店もこうした円盤型で提供されているんです。
もちろんお店によって味は千差万別。
にんにく多めのお店、豚のひき肉にこだわったお店、ネギ油を混ぜて作るお店と様々。
私はキャベツの甘みがたまらない、外カリ中ジュワ(意味分かります?)の餃子を頂きました。
何個でもいけますよ~!
福島駅の繁華街や飯坂温泉にもあるので、ぜひ食べてみてください。
それでは、福島市からののど自慢をご紹介します。
放送は3月12日。予選会の日が東日本大震災が起きた3月11日でした。
震災からもう6年が経ったんですね。
予選会では午後2時46分に、会場の皆さんと一緒に黙とうを捧げました。
毎回250組の皆さんにお話を伺っていますが、今も仮設住宅で暮らしている方や、
復興に向けて頑張っていらっしゃる方が本当に多かったです。
今回ののど自慢は、震災を経て福島に思いをよせる20組の皆さんが出場しました。
トップバッターは地元飯坂温泉で旅館を営む49歳の4代目。
完璧な寅さんの格好をして「男はつらいよ」を歌いました。
「私 生まれも育ちも葛飾柴又・・・」とセリフも完璧で、お客さんから拍手喝さい。
飯坂温泉を盛り上げるために、温泉街の若旦那衆で集まっては寅さんの格好でPRしているそうです。
全国の皆さんに、熱~いお湯を自慢してましたよ~。
福島をPRする「ミスピーチキャンペーンクルー」の5人組も登場しました。
ミスピーチならではの桃色の制服を身にまとい、
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を元気よく歌いました。
福島は盆地という地の利を生かして果物が特産です。
5人がそれぞれサクランボ、モモ、ブドウ、リンゴ、ナシと自慢の果物を紹介し、
春になると桜や菜の花、レンギョウ、モクレンが咲き誇る「花見山」をPRし、
花にあふれた福島の美しさを教えてくれました。
花✱花の「あ~よかった」を歌った結婚5年のご夫婦も登場。ともに保育士をしているそうで、
弾けるように自由気ままにステップを踏みながら歌う姿は本当に楽しそうでした。
二人は10年前からお付き合いが始まったそうで、
震災をきっかけにこの福島で生きていこうと決め結婚したそうです。
夫婦愛、福島愛に満ち溢れたステージでしたね~。
今回特別賞を受賞したのが、福田こうへいさんの「南部蝉しぐれ」を歌った、御年94歳のお爺様でした。
いや~、とても94歳には見えませんでした。20歳は若く見えましたね~。
お爺様は浪江町のご出身で、
震災の原発事故の影響で何度も避難場所を変える生活を余儀なくされたそうです。
今では相馬市に家を建て、第二の故郷を見つけたそうです。
そんな苦労を微塵も感じさせない元気の良さは本当に励みになりました。
御家族も、お爺様の元気を手本に頑張ってるんですって!
そしてチャンピオンに輝いたのは、水樹奈々さんの「愛の星」を歌った26歳の女性です。
歌手を志して上京し、現在は東京で暮らしながらアミューズメント系の店員をしているそうです。
地元福島市でののど自慢開催ということで、わざわざ帰省して出場してくれました。
久しぶりの故郷かと思いきや、結構頻繁に福島に帰っているそうで(笑)、
パワーをもらえる福島で、見事チャンピオンになりました。
福島を好きになり震災後農業を始めた静岡出身の男性、
実家の桃農家を継いで20品種以上もの桃を育てる37歳の男性、
福島市の商店街でお惣菜を作り続ける76歳の男性と、
出場者の皆さんの歌いっぷりを見ていると、皆さん本当に福島のことが好きなんだな~と実感しました。
最後に、福島の希望の星をご紹介しましょう。
かわいいでしょう~。
足湯を取材していたら、おじいちゃんに連れられて飯坂温泉に遊びに来ていた2歳の男の子に出会いました。
名前は汰玖(たく)君。ホームページに載せてもいいですかと尋ねると、
おじいちゃんが快くOKしてくれました。幼児雑誌の表紙になるくらいでしょ(笑)。
子供の笑顔はどんな時も力になりますよね~。
たく君ありがとう~。
そして福島の皆さんの熱唱熱演にも本当に力を頂きました。
ありがとうございました~~~!
投稿者:小田切アナ | 投稿時間:10:46 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク