2017年2月

2017年02月23日 (木)京都府 宇治市


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このきらびやかな伝統的建造物が、 10円玉にもデザインされている、世界遺産「平等院鳳凰堂」!

平安時代の1053年、関白藤原頼通によって、浄土の宮殿をイメージして建立された建物です。

今回は平安時代の趣が色濃く残る、京都府宇治市から「たび自慢」しましょう。

 

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宇治といえば、お茶ですよね~。私が取材先でいただいたのはお抹茶です。

抹茶というと結構な苦味のあるイメージだったんですが、飲んでびっくり!

あまりにもまろやかな風味で、抹茶のクリームを飲んでいるようでした。

もちろん苦味はありますが、それは深みのある旨味とともに味わえる、品のある苦味なんですよね~。

 

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私が飲んだ抹茶は、この畑で栽培されたお茶でした。

室町時代に3代将軍足利義満が認めたという茶畑を「宇治七名園」というのですが、

現在唯一残っているのがこの「奥ノ山園」なんです。

私が味わった深みは、歴史の奥深さでもあったんですね~。

 

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さて、風景が変わって、こちらは市内を流れる宇治川にかかる宇治橋。

「古今和歌集」や「源氏物語」にも登場し、

646年に架けられたという言い伝えもあるほど歴史ある橋なんです。

皆さん、こんな遊び歌を覚えてませんか?

「ズイズイズッコロバシゴマミソズイ 茶壺に追われてドッピンシャン 抜けたらドンドコショ」

江戸時代に、将軍が飲むお茶を運ぶための大行列を「お茶壺道中」と言い、

新茶の季節にこの行列が宇治橋を渡る際、沿道で暮らす人たちがあわてふためく様子を歌ったのが、

こうして童謡として残っているんです。

 

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その宇治橋のたもとには、あの剣豪武蔵も立ち寄ったと伝わる、

創業1160年の「通圓(つうえん)」という茶屋があり、そこで一人の女子大生と出会いました。

地元の京都文教大学の2年生、永岡琴美さんです。永岡さんがボランティアで参加してるのは、

宇治の魅力を発信する大学のプロジェクト「宇治☆茶レンジャー」。

ネーミングもしゃれてますよね~(笑)。

宇治の商店街と連携しながら、スタンプラリーや聞き茶巡りを実施しているそうです。

宇治のお茶文化を通じた学生さんのこうした活動は、本当に応援したくなりますね。

永岡さん、がんばれー!

 

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さらに宇治のお茶はイタリアとのコラボレーションまでしちゃいます。

宇治の商店街を歩くとなかなかおしゃれなカフェが並んでいました。

言うなれば、現代版のお茶屋さんですね。

もちろん抹茶や宇治茶を楽しめるカフェが多いんですが、最近できたこちらのお店では、

抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を振りかけたクリームパスタが楽しめます。

お茶の苦味が邪魔になるのでは?と食べてみると、ま~バッチグー!

クリームに深みが出て、もっちもちの手打ちパスタと抜群の相性でした。

こちらのお店、お茶農家の方がもっと宇治茶に親しんでもらいたいと開いたカフェだそうで、

抹茶のエスプレッソや抹茶チョコを挟んだクロワッサンなど、

食べたくなるメニューがたくさんありましたね~。

平安から続く宇治の様々な文化が、

現代の人達によって守られ進化している様子をたくさん見ることができました!


それでは、宇治市からののど自慢の報告です。

今回ゲストに、秦基博さんが初出演。ドラえもんの映画の主題歌「ひまわりの約束」など、

秦さんの歌はのど自慢の予選会でも数多く歌われています。

今週のチャンピオンに輝いたのも、「ひまわりの約束」を歌った金属加工会社で働く33歳の男性でした。

3才の娘さんと一緒に歌っている歌だそうで、

客席から応援する娘さんとのやり取りがほほえましかったですね~。

もう一人のゲスト、瀬川瑛子さんの「命くれない」を、

踊りを交えて歌った元気な86才のおばあ様もいらっしゃいました。

毎年100枚もの年賀状が届くほどお友だちがたくさんいらっしゃるそうで、

大好きな瀬川さんにハグしてもらい大喜びでした。

特別賞に輝いたのは、トップバッターでSuperflyの「愛をこめて花束を」を歌った27才の女性。

結婚の約束をしている彼氏がなかなかちゃんとしたプロポーズをしてくれないと

やきもきしていたところで、今回のど自慢のステージで逆にプロポーズしたいと応募したそうです。

本番では客席の彼氏に向かって「一生守ります!」と宣言し、彼氏からOKのポーズをもらい拍手喝采!

いや~、こんなに愛されてる彼氏さんがうらやましいですね~(笑)。

さらに、村田英雄さんの「王将」を歌った大学4年生、

いきものがかりの「ラヴとピース!」を歌った16才の女子高生、

テレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」でハーモニーを響かせた歌仲間4人組と、

皆さん本当に楽しそうに歌うんですよね~。

歌を歌うっていいもんだな~と、あらためて教えてくれたのど自慢になりました。

 

京都・宇治の皆さん、ありがとうございました~!

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:15:08 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


2017年02月15日 (水)岡山県 高梁市


今回ののど自慢の会場は、岡山県高梁(たかはし)市でした。

まずはじめに、お詫びと訂正です。

今回、3番目の出場者の方が私立恵比寿中学の「スーパーヒーロー」を歌いました。

私立恵比寿中学と言えば、メンバーの松野莉奈さんが急にお亡くなりになったという

大変悲しいニュースがありました。

出場者のインタビューの際、そのことについて私がコメントしたのですが、

松野さんのことを松井さんと間違ってお名前を紹介してしまいました。

松野さんご本人、そしてファンの皆様には大変失礼な間違いをしてしまいました。

「スーパーヒーロー」を歌った18歳の女性は、高校時代に悩んだりつらかったりしたとき、

この曲を励みに頑張ることができたといいます。

今、岡山産野菜の直売所でお仕事を頑張っているという彼女は、

そんな悩みがあったとは思えないほどの笑顔と元気の良さで歌を披露してくれました。

 松野莉奈さんや私立恵比寿中学の皆さんの歌声が、

一人の女性の心に響いていたことをお伝えしたかったのですが、

松野さんのお名前を間違えてしまったことが悔やまれます。

本当に申し訳ありませんでした。

そして、松野莉奈さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 

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それでは、岡山県高梁市をご紹介いたします。

岡山県の西部、広島県と隣接する人口3万2000の高梁市は、

400年前の天主閣を擁し国の重要文化事にも指定されている備中松山城の城下町です。

まず取材に訪れたのは、

松山城がある中心市街地から車で西へ40分ほどの所にある「吹屋」という集落です。

江戸時代から続く古い町並みなのですが、

中国地方が大雪に見舞われている時期でしたので、山間にある吹屋集落も真っ白でした。

私が背にしている建物が赤味を帯びているのが分かりますか?

 

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町並みの一角にある郵便局をご覧ください。真っ赤でしょ~!

 

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しかもそれぞれの家屋の屋根には、

赤い瓦として有名な石州瓦(せきしゅうがわら)が使われていて、

60戸ほどが軒を連ねる吹屋集落は、町並み全体が赤く染まっているんです。なぜ赤いのか!?

 

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吹屋の建物の木材には、防虫効果もある「ベンガラ」という赤い顔料で彩られているんです。

ベンガラは建物に塗られるだけでなく、染め物や焼き物にも使われている顔料で、

かつてはインドのベンガル地方から輸入されていたことから、

「ベンガラ」と言われるようになったとか。

 

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実はこの吹屋地区、江戸時代から銅の採掘場所として発展しました。

銅を掘ると硫化鉄を含んだ岩石も一緒に掘り出され、使い道に困っていたそうです。

何かに利用できないかと作り出されたのが「ベンガラ」です。

写真の一番手前に瓶詰めされたのが、

硫化鉄から不純物を取り除いて作られた「緑礬(ろくは)」という緑色の結晶です。

この「緑礬」を高熱で焼き続けると、真っ赤になり顔料として生まれ変わるんです。

これが「ベンガラ」です。

吹屋はかつてベンガラの国内随一の生産地として栄華を誇った場所でもあるんです。

ゴールドラッシュならぬ、ベンガララッシュで沸き返ったそうですよ~。

 

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古い町並みを大切に守る一方で、市民のための新しい「高梁市図書館」も誕生しています。

私が訪れたちょうど一週間前に開館したばかり!

カフェが併設された図書館と言うことで地元で話題になり、

子供達が遊べるキッズスペースやテラスもあることから、多くの家族連れで賑わっていました。

そうなんです、図書館が賑わってました!(笑)。

JR備中高梁駅とつながっているので、これから利用客が増えそうですね~。

それにしても、やっぱり図書館には見えないですよね~(笑)。

 

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最後に高梁市のおいしいおいしいご当地グルメをご紹介しましょう。

その名も「インディアントマト焼きそば」!

ドライカレーの様に麺がカレーで味付けされていて、

焼きそばの上に卵焼き、さらに高梁特産のトマトが乗っかっています。

これがね~、パクパクいけちゃんですよ~。

カレーとトマトってもともと合うのでおいしくないわけがないんですよね~。

お店によっては味付けや趣向がちょっとづつ違うようですが、

カレーとトマトと焼きそばのコラボレーション、ぜひ味わって欲しいですね~!

 

それでは、高梁市ののど自慢の報告です。

今回は10代の若者が大活躍の回でしたね~。

トップバッターは17才の女子高生。学校の部活動として聖歌隊に所属していて、

その送り迎えやステージ衣装を作ってくれるのがお婆ちゃんなんだそうです。

お婆ちゃんのために歌ったのが、石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」。

まっすぐで素直な歌声はトップバッターに相応しく、

お客さんからも大きな拍手が送られていました。

17才の男子高校生二人組も登場しました。

それぞれ思いを寄せる女の子を重ねて、back numberの「ヒロイン」を歌いました。

のど自慢に出場することを事前に伝えてステージに立ったそうで、

出演後の女の子達の反応はどうだったんでしょうか。

おじさんとしては気になってしょうがないですよ~(笑)。良い感じに距離が近づくといいですよね~。

 

合格の鐘を鳴らした10代も2組誕生しました。

MISIAさんの「オルフェンズの涙」を歌って合格したのが、高校1年生の女の子。

4才からミュージカルに参加し、主役も張ったことがあるという経験の持ち主。

口を縦に大きく開けて両手をいっぱい広げながら歌う表現力の豊かさに感服!

母親役やお婆ちゃん役が得意なんだそうで、

声の出し方の違いを生放送のステージで披露してくれました。さすがの演技でしたよ~(笑)。

そしてチャンピオンに輝いたのが中学1年生の女の子でした。

何と美空ひばりさんの「あの丘越えて」を披露しました。

小学生の頃からお爺ちゃんと一緒に歌の勉強をしてきたそうで、将来の夢は歌手!

お爺ちゃんと一緒に、その夢を追いかけているんだそうです。ぜひ叶えて欲しいですね。

冒頭でご紹介した、市立恵比寿中学の「スーパーヒーロー」を歌って、

お客さんを巻き込むほどの力強く明るい歌声を披露したのも18才の女性でした。

10代の外連味のないパフォーマンスには、本当に心が洗われます。

 

一方で、89才のお爺さまが備中松山城を自慢するために「古城」を、

92才のお爺さまは石原裕次郎さんの「わが人生に悔いなし」を歌い、

元気の良さを見せつけてくれました。

 

老若男女が一つのステージを作り上げた、素晴らしいのど自慢になりました。

岡山・高梁のみなさん、ありがとうございました!。

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:16:36 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


2017年02月07日 (火)千葉県 印西市


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今回ののど自慢の会場は、

東京都心まで電車で40分、千葉ニュータウンがある人口およそ10万の印西市です。

・・・そんな住宅地に、白鳥!? 

 

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そうなんです、印西市は冬になると白鳥が飛来するんです!

その数、多い時には1000羽を越えるんだとか! いや~本当に驚きました。

印西市は宅地開発と東京への利便性で人口は増えているんですが、

実は田園風景が広がる自然豊かな町でもあるんです。

25年ほど前に数羽の白鳥がやってきて以来、

地元の皆さんがボランティアで冬場の田んぼに水を張り餌付けをするようになって、

飛来する数も増えたんだそうです。

今では県内外から見物客がやってくるようになり、

休日ともなると300人もの人出で賑わうようになったそうです。

 

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もう一つの賑わいをご紹介しましょう。

印西市の北川を通るJR成田線「木下(きおろし)駅」の南口商店街で開かれていた骨董市です。

町の活性化にと始められたこの骨董市、およそ200メートルに渡って70店が出店していて、

関東各地から骨董業者が集まるということで人気を集めています。

毎月第一土曜日に開かれているので、

ぜひ掘り出し物を探しに出かけてみてはいかがでしょう。

 

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今度は木下駅の北口に行くと、印西市の名物に出会うことができました。

それがおせんべい!

駅名にもなっている「木下(きおろし)」という地名は、

その昔、ここが木材の集積地だったことからついたんだそうです。

江戸時代には街道や宿場町もあり、お土産品として重宝がれたのがおせんべいだったそうです。

 

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1枚1枚炭火で焼く手作り。

創業が大正時代のこちらのお店では、醤油を塗った昔ながらのおせんべい一筋だそうです。

市内には、こうしたおせんべい屋さんが7件もあるんですって!

 

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おせんべいを焼いている職人さんや女将さんと写真撮影!

看板娘は私の右隣にいらっしゃる川村キイさん。御年94歳!

本当にお元気なおばあちゃまでした。

ひっきりなしにやってくるお客さんを店先で立ってお出迎えされていました。

これからもお元気で、昔ながらの味を守っていただきたいですね~。


さて、今回ののど自慢も12歳の中学生から91歳のおじい様まで、様々な世代の出場者で盛り上がり、

6組の合格者が誕生しました。

その中でチャンピオンに輝いたのは、20番目に槇原敬之さんの「遠く遠く」を歌った23歳の男性でした。

去年プロのダンサーを志して岩手県釜石市から上京したそうです。

ダンスのオーディションを受けながら夢を追い続けていて、

合格の鐘が鳴ると、故郷のおばあちゃんに早くプロとしてのダンスを見せてあげたいと、

涙ながらにその思いを語ってくれました。

 

今回の出場者は、故郷を離れ上京し千葉県で暮らすようになった方が多かったですね~。

青森県出身の68歳の女性は、津軽半島の十三湖への思いを馳せ、

長山洋子さんの「恋の津軽十三湖」を歌いました。

幼いころは十三湖の名物しじみの貝殻でよく遊んだそうで、

そのしじみのアクセサリーを身につけ、スコップを三味線代わりに歌いました。

秋田県出身の60歳の会社員が歌ったのは、千昌夫さんの「北国の春」。

印西市の川辺で行われている軽トラ市で、

仕事の傍ら秋田名物「いぶりがっこ」の販売もしているそうで、

故郷への思いも熱く、両手を広げながら歌声を故郷に届けました。

さらに、真っ赤なちゃんちゃんこを着て

キャンディーズの「あなたに夢中」で夫の還暦を祝った主婦二人組。

4月から印西市役所に勤めることになり、TOKIOの「宙船」で地元への思いを歌った25歳の男性。

5歳の時に亡くなった父が歌詞を教えてくれたという

木村カエラさんの「memories」を歌った中学1年生の女の子。

皆さんそれぞれの思いを胸に、気持ちのこもった歌声を披露しました。

 

そんな中で特別賞に輝いたのが、印西市の小学校の、女性の校長先生でした。

市内の別の小学校から借りた鼓笛隊の帽子をかぶり、

綾小路きみまろさんのような真っ赤なジャケットを羽織って歌ったのが、

水前寺清子さんの「365歩のマーチ」。

とにかく突き抜けて元気な歌声で、ゲストの千昌夫さんも、

「こういう校長先生がいたら学校は明るいでしょうね~」と感動されていました。

あと1年で定年を迎えるそうで、地域への感謝の思いとともに会場を盛り上げました。

 

今回も会場が沸きに沸いたのど自慢になりましたね~。

千葉県・印西市の皆さん、ありがとうございました!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:18:30 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


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