2016年5月31日

2016年05月31日 (火)新潟県 加茂市


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ご覧ください、この「桐たんす」の風格を!

軽くて、燃えにくくて、虫がつかない、たんすの最高峰ですよね~。

今回は、この「桐たんす」の生産が全国一位の、新潟県加茂市がのど自慢の会場です。

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もちろん「桐たんす」の制作現場を取材してきましたよ~。

加茂の「桐たんす」の歴史は、200年ほど前の江戸時代が始まりだそうです。

今も20数社で「桐たんす」を作っているそうで、加茂市は「桐たんす」を含めた

建具の町として有名なんです。

古い町並みも残っていて、「越後の小京都」とも言われているんです。

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この縦に並べられた板が桐の木です。

あのきれいな「桐たんす」の材料が、こんな灰色になった板だったなんて・・・、

ちょっとびっくりしました。

実は、変色や木の変形を防ぐためには、

雨風にさらして天日干ししないといけないんですって。

その干す期間が何と2~3年!

日本の物作りの丁寧さには、取材させていただくたびに驚かされます。

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見事に組み上がった「桐たんす」。

一つ教えていただいたおもしろエピソードをご紹介しましょう。

新潟名物の「へぎそば」って、皆さんご存じですよね~。

大きな長方形の木の器にそばがきれいに並べられて出てくる、

あの「へぎそば」です。

実は、写真に写っている着物をしまう引き出しのことを「へぎ」と言うんだそうです。

その昔、繁盛していたおそば屋さんで、あまりにもお客さんが多かったために

着物の引き出しの「へぎ」にそばをたくさん乗せて提供したことから、

「へぎそば」という名前が付いたと教えていただきました。

言い伝えではありますが、なるほどですよね~(笑)。

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最近は、色目や形を工夫して現代風にアレンジした「桐たんす」も作るようになったそうです。

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こちらはイタリア・ミラノ在住のデザイナーによってデザインされた「桐たんす」。

外国では家具に桐を使う文化がないんだそうです。

このデザインのたんすはミラノでの展示会でも出品されたそうで、

桐の良さをぜひ海外の方にも知って欲しいですね~。

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製作現場では、なにやらおぼつかない手つきで職人さんから

教えを請う方がいらっしゃいました。

実は、何ヶ月もかけて「桐たんす」を完成させる体験教室が開かれていたんです。

埼玉から新潟に単身赴任されているサラリーマンが、

奥さんにプレゼントしようと思い、休日を利用して内緒で作ってるんですって。

素敵なお話ですよね~。

でも「最近休みの日に帰ってこないわね~」と不審がられてるそうですよ(笑)。

奥さん、きっと喜ばれるでしょうね!

さて、加茂市からののど自慢ですが、とにかく仲の良い2人組が6組も登場し、

笑いと感動に溢れた回となりました。トップバッターの2人組は

仲の良い幼稚園の同僚の先生2人組。

ピンクレディーの「UFO」を、小学生の頃から体にしみ込んでいるという振り付けを交えて歌いました。

ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」を歌ったのは、手をつないで楽しそうに歌う

79歳のお母さんと40代の娘さん。

何度ものど自慢に応募してきたそうで、今回初めて2人で応募し、念願の出場がかないました。

いきものがかりの「ありがとう」を歌った60歳のお父さんと33歳の息子さんも、

仲の良さでは負けてませんでしたね~。

お父さんの還暦のお祝いと、3月に結婚したばかりの息子さんの結婚祝いと、

お祝いづくしの笑顔の熱唱でした。

小学校1年生から大親友だという40代の女性2人組は、

イルカさんの「なごり雪」で素敵なハーモニーを聴かせてくれましたし、

地元の中学3年生の女の子2人組は、突き抜けた元気の良さで「学園天国」を歌い、

会場を明るくしてくれました。

そして今回特別賞を受賞したのも、16歳の女子高生と中学生になったばかりの弟さんの2人組でした。

歌ったのは何と80年代の大ヒット曲「3年目の浮気」!

ちょっとした演技を交えた2人の歌唱が本当にかわいらしく、

会場は笑いと拍手に包まれました。

何で「3年目の浮気」を歌ったのか・・・、それは18歳になるお兄さんのためだったんです。

お兄さんは生まれつき体が不自由で、外出の際は車いすでの移動を余儀なくされています。

そんなお兄さんの夢が、2020年の東京オリンピックで聖火ランナーとして参加すること。

その夢を叶えて欲しいと、お兄さんが大好きな昭和のヒット曲を選曲し、練習を重ねて出場したんです。

出場した16歳のお姉ちゃんは、体育祭の練習で股関節を怪我して松葉杖でステージに登場しましたが、

歌唱中は頑張ってその松葉杖は使わず歌いきりました。

中学生の弟さんは、最初はお姉ちゃんから強引に誘われたそうですが、

その歌いっぷりは堂々としていて、本番前のリハーサル以上に力強い歌声でしたよ。

この姉弟2人の特別賞受賞は、この日一番の感動を呼びました。

受賞の瞬間、号泣するお姉ちゃんを横目に、弟さんは「泣かれると泣けないんですよ~」とコメントし、

会場は大爆笑。

どこまでも会場を温かい雰囲気にしてくれる姉弟でした。

新潟・加茂の皆さんは、本当に人と人とのつながりを大切にする方達なんですね~。

心温まるのど自慢を、ありがとうございました~~~!

 

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:16:36 | カテゴリ:小田切アナの~のど自慢でたび自慢~ | 固定リンク


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