2019年03月20日 (水)

石川県 小松市


 

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市の職員が羽織っていたはっぴの背中に、不思議なロゴ。

歌舞伎の化粧「隈取り」をベースに、

「こまつ」という文字が。

このデザインかっこいいですよね~!

今回は石川県の空の玄関口「小松空港」がある小松市から「たび自慢」です!

人口10万9000、金沢市から南へ車で30分の小松市は、

歌舞伎の演目「勧進帳」の舞台となった「安宅の関(あたかのせき)」が、

あることから歌舞伎の町としても有名なんです。

 

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素敵な和装姿の小学生たち・・・

まさかこの子たちが歌舞伎を演じる!?

そうなんです、彼女たちこそ、

なんと年間20万人の観光客を呼び寄せる

「曳山子供歌舞伎」の役者さんたちなんです!

「曳山子供歌舞伎」は250年の歴史があり、

「日本三大子供歌舞伎」の一つとして名を馳せています。

戦時中は男の子に歌舞伎をやらせている場合ではないと、

女の子が演じることが多くなったんだそうです。

 

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歌舞伎を演じる舞台が、この豪華絢爛な曳山。

市内に8基あるそうで毎年2町が当番町となって、

それぞれ町が持つ曳山でその町の子供たちが歌舞伎を演じるんです。

今回の担当、金沢局の下山貴之ディレクター、

見得を切っているんでしょうが、ちょっと迫力不足かな~(笑)。

 

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曳山は町内を練り歩き、所々で曳山を止めて歌舞伎を披露するんだそうです。

子供たちが演じるときは、もともと曳山に格納されていた花道が、

舞台から伸びる仕組みになっていて良くできてるんですよね~。

今年の「曳山子供歌舞伎」は5月10日から三日間開催される、

「お旅まつり」で披露されます。

子供たちの熱演はきっと大反響でしょうね~!

 

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曳山が展示されていた「こまつ曳山交流館みよっさ」には、

舞台が併設されていて、小さな女の子が能の練習に励んでいました。

3月30日には「のど自慢」の会場となったホールで発表会があるそうです。

そのほかに、地元の小学生も参加する、

「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」や、

市内10の中学校が持ち回りで「勧進帳」を上演する、

「小松市中学校文化連盟古典教室」などもあり、小松市の小中学生は、

必ずといっていいほど古典芸能と触れ合う機会があるんです。

生活の中に古典芸能がここまで浸透しているとは、本当に驚かされました。

 

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説明をしてくださった「こまつ曳山交流館みよっさ」の館長、

橘雅江さんと一緒に見得を切る! ・・・というより、

どう見ても太川陽介さんの「ルイルイ」ですよね~(笑)。

 

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さて、こちらは小松市の伝統工芸品「九谷焼」です。

この鮮やかな色彩が昔から受け継がれてきていることに感動します。

赤、黄、緑、紫、紺青の「久谷五彩」という色使いが特徴で、

明治時代には世界的にも九谷焼の存在が有名になりました。

もともと石川県の南部にあった久谷村で誕生したと言われる九谷焼は、

小松市で発見された花坂陶石を砕いてつくった粘土を材料にしていて、

小松市でも数多くの窯が誕生したそうです。

花坂陶石には赤い鉄分を含んでいてい、

この鉄分が少し青みがかった深みのある白い素地を生み出すんだそうです。

 

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取材をさせて頂いたのは、九谷焼の窯元・三代目浅蔵五十吉さんです。

初代はもともと素地作り専門の職人さんだったそうですが、

二代目から絵付けも行うようになり、

三代目の五十吉さんは深みのある黄色の絵付けに特徴のある九谷焼で、

有名な方なんです。

手に持っているのは、なんとNHKアナウンサーだった宮田輝さん自身が、

絵付けをした皿。宮田輝さんというと「のど自慢」の司会も担当し、

「ふるさとの歌まつり」という番組で全国行脚しながら、

郷土の芸能や文化を紹介された方です。

肩に担いでいるのは当時のマイク。

大先輩のエピソードを五十吉さんから伺いながら、

仕事は違えど受け継ぐことの大切さを改めて痛感させられました。

 

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小松市では、九谷焼を発展させた「花坂陶石」のみならず銅などの鉱山もあり、

採掘用の重機を造る会社が成長した地でもあるんです。

JR小松駅前には世界最大級のダンプトラックが展示されていて、

その大きさに圧倒!

高さは2階建ての建物よりも高く、

タイヤの高さでさえ3.8メートルあるんです。

最大積裁量は297トンと、驚愕の数字ばかりならびます(笑)。

小松市の伝統産業は、大変なものを生み出しましたね~。

 

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そんな小松市のご当地グルメが、

あの松尾芭蕉も賞賛したと伝わる「小松うどん」。

江戸時代、加賀藩から幕府御用達品として贈られた品の一つが、

うどんだったそうで、正直北陸の地で「うどん」の名前が登場するとは

思いもよりませんでした。

白山系の伏流水で仕込むうどんは細く、

まさに「つるつる」の表現がぴったり!

市内には70店舗以上もうどん屋さんがあるそうで、

取材の後、生放送の後と、2回も食べに行っちゃいました(笑)。

この「小松うどん」も300年の歴史を数えるそうで、

小松市に伝わる文化の息の長さに感服した「たび」となりました。

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:14:22 | 固定リンク


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