2018年06月26日 (火)

三重県 鈴鹿市


 

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今回は、三重県の北部

伊勢湾に面した鈴鹿市からたび自慢で~す。

鈴鹿市と言えば、

自動車レースの最高峰「F1グランプリ」が

開かれる鈴鹿サーキットが有名ですよね~。

自動車や繊維関連の製造業が

盛んな人口20万の工業都市である一方で

鈴鹿市には400年以上続く

伝統的工芸品もあるんです。

写真は江戸時代に着られていた裃です。

全体的に紺色に染められているように見えますが・・・

 

 

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アップで写真を撮ると

細かい白い点が染め抜かれています。

実はこのデザインこそが

鈴鹿市に伝わる伝統的な技術なんです。

 

 

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「伊勢型紙(いせかたがみ)」といって

型紙を彫刻刀で緻密に彫っていく技術です。

指先と比較すると、

切り抜く柄の小ささに驚愕させられます。

この柄は「引彫り(ひきぼり)」という技で

型紙が掘られていて

3センチ幅に31本もの

縞模様が彫られているんです。

丁寧に掘られていく型紙がこちら。

 

 

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和紙を柿渋で塗った後、

おがくずでいぶして

水に濡れにくくしたものなんです。

これを10枚重ねて型を掘っていくんですって。

一つの着物で300枚もの型紙が必要なんですって!

なんだか気が遠くなるような作業ですよね~。

 

 

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こちらは「錐彫り(きりぼり)」という技法です。

半円形の彫刻刀で穴をあけていく、

有名な「江戸小紋」の柄の型紙です。

最高のものは3センチ四方に900もの穴が

掘られるんだそうです。

型紙で切り抜かれた部分がのり付けされ

のりのついていない部分が

染められて反物が作られます。

 

 

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鈴鹿市はこうした型紙による

デザインの発祥の地で

今も20人足らずではありますが

職人さんの手でその技術が

守られているんです。

機械化が進んで型紙による染めの

需要が減っている中で

このデザイン性を生かした

新たな作品作りも進められています。

 

 

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型紙をそのまま灯りに生かしてみたり・・・

 

 

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ガラスとガラスの間に型紙を挟んで、

窓を装飾してみたりと、

様々な工夫をして伊勢型紙の技術を

残そうとされいました。

 

 

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今回「伊勢型紙」の取材をさせていただいたのが

「鈴鹿市伝統産業会館」です。

そこで2人の女性と出会いました。

現在、「伊勢型紙」の職人さんが

70~80歳代しかおらず何とか型紙の技術を残したい

と修行されているのが

大平峰子さん(左)と宮﨑なつみさん(右)です。

お二人とも型紙の柄に魅了されたそうで、

大平さんは「伊勢型紙の魅力は繰り返しの美」だと

教えてくれました。

 

 

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大平さんが作ったスマートフォンのケースです。

まだまだ修行が必要と話されていましたが

素敵なデザインですよね~。

ぜひこの素晴らしい技術を

受け継いでいってほしいですね。

大平さん、宮﨑さん、応援しています!

 

それでは、

鈴鹿市からののど自慢をご紹介しましょう。

先ほど鈴鹿市は自動車関連の製造業が盛んと

お伝えしましたがそうした製造工場の働き手として

およそ50カ国もの外国人の方が

暮らす町でもあるんです。

予選会でもペルーやブラジル、

フィリピン出身の出場者がいて

非常にインターナショナルだったんですよ~。

そして生放送でも、

日本人とブラジル人の仲良し5人組が出場し

THE BOOMの「風になりたい」をサンバ調のリズムに乗せて

突き抜けるような明るさで歌いました。

5人をご紹介すると、

日本に来て28年という日系3世の女性、

ブラジル人の子供が3割を占めるという

鈴鹿市の小学校の先生

妻が日系ブラジル人だという日本人男性

夫が日系3世のブラジル人女性

そして来日30年の日系2世の女性と

ブラジルと日本の絆で結ばれた5人でした。

実は16年前にもこのメンバーで

鈴鹿市の予選会に出場したそうで

今回見事20組に選ばれ

サンバの国の賑やかさで会場を盛り上げました。

さらに

5人のメンバーの一人だった日系3世の女性のお子さんも

本番に出場する20組に選ばれいて、

笑顔が素敵な22歳の大学生のお姉さんと

17歳の高校生の弟さんの姉弟が

今度はブラジルで暮らすおばあちゃんに向けて

「花は咲く」を歌いました。

おばあちゃんは

二人が日本で生まれた頃に

移住先のブラジルから一時帰国して

面倒を見てくれていたそうで

もともとは福島県の浪江町出身なんだそうです。

二人の成長をテレビの画面で見て

おばあちゃんはきっと喜んでいるはずです。

移住先のブラジルで家族を作り、

またその家族が日本に戻って新たな命を

育んできたその事実に感激させられました。

ブラジルほど遠くはありませんが、

北海道のニセコに単身赴任する夫に向けて、

岡山県で一人暮らしをするおじいちゃんに

向けて歌う歌声もあり家族の絆の深さを

歌で表現する出場者が本当に多かったですね~。

 

しかも今回ののど自慢では、

なんと8組の合格者が誕生する

ハイレベルな回になりました。

その中でチャンピオンに輝いたのは、

歌手を夢見る18歳の男性でした。

普段は路上ライブで歌声を磨いているそうで

どんな場所で歌っているのか聞いてみると

少々内気な性格もあって、

鈴鹿市の畑の脇道で歌ってるんですって(笑)。

時々白い目で見られるそうですが

その度胸があるなら大丈夫!

森山直太朗さんの

「生きとし生ける物へ」を語るように歌うその歌声に

会場は聞き惚れていました。

ぜひ夢を叶えてほしいですね~。

それにしても、

今回は気持ちが熱くなるような熱唱熱演の連続でした。

三重県・鈴鹿市の皆さん、ありがとうございました~~~~!

投稿者:小田切アナ | 投稿時間:17:13 | 固定リンク


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