岩手県 久慈市
とったどーーー! 私が手にしているのはうに・・・のレプリカです(苦笑)。
「北限の海女」の鉢巻きにこの衣装と言えば、朝ドラの「あまちゃん」ですよね~。
今回は「あまちゃん」の舞台になった岩手県久慈市から旅自慢です。
こちらがロケ地にもなった小袖の海です。
ドラマのシーンを思い出す方もいらっしゃるのでは?
この入り江で、海女さん達が実際に素潜りの実演をして
観光客のためにうにを採るんですよ~。
うに漁は7~9月に行われ、採れたうにはその場で味わうことができるそうです。
以前は年間5000人ほどだった観光客が、
「あまちゃん」効果もあって20倍の10万人にふくれあがったそうです。
本物の海女さんにも会えました~!
海女歴40年の大下成子さんです。大下さんが手で形作ってるのはうになんですって。
かわいいですね~!
「北限の海女」と言われるように、やはり夏でも海の水温が低く、
風がある日は震えながらうにを採りに潜るそうです。
現在、小袖の海女さんは20人ほど。
皆さんの頑張りが大勢の観光客を呼び込んでるんですね。
震災の津波で流された「小袖海女センター」も一昨年復旧し、
今年の夏も大忙しになりそうですね~。
続いてご紹介するのは、いよいよ今月23日にオープンする
水族館「もぐらんぴあ」です。
こちらの水族館も震災の津波で全壊し、これまで市街地に代替え施設を設けて
運営してきました。
お伺いしたときは、もともと施設のあった久慈湾に面した場所で、
オープン前の準備が進められている最中でした。
トンネル状の水槽を覗いてみると、海がめが悠々と泳いでいました。
実はこの亀、カメ吉の愛称で親しまれていて、
あの大津波を生き延びた復興のシンボル的な存在なんだそうです。
5年ぶりにもとの水族館に戻ってこられて、本当によかったですね~。
こちらの水族館は、日本で唯一の地下水族館と言われています。
地下に造られた石油備蓄基地の使わなくなった作業坑を利用して、
もともと平成6年にオープンしました。
久慈市の観光施設として大人気になり、地元の子供たちに愛されてきた水族館でした。
復活への思いが通じて全国から寄付が集まり、今回の再オープンに至ったわけです。
子供たちの喜ぶ声がまた戻ってきますね~。
とったどー!と威勢のいい姿を紹介しておきながら、
私がうにを採った訳ではありませんが(笑)、
せっかく久慈市に来たんだからやっぱりうにが食べたい!
こちらが名物の「うに弁当」。
蒸したうにがまんべんなく敷き詰められていて、ほっぺがとろけそうでした。
まろやかなうにの風味を満喫させていただきました!
さ~久慈市からののど自慢は、地元の話題満載の回となりました。
トップバッターは、地元の観光PRの仕事をしている24才の女性。
まさに海女さんとして素潜り実演もしていて、「北限の海女」の鉢巻きに
海女さんの格好で、復興応援ソング「一番星」を歌いました。
もともと東京の出身でしたが、久慈の海の美しさに魅了され、
去年の夏から久慈市に移り住んだそうです。
素潜りで採ったうにの美味しさには感動したそうで、全国に向けてうにをPRしました。
2番目に登場したのが、今度はブログでご紹介した水族館「もぐらんぴあ」を
宣伝しようと出場した男性二人組。
高校時代は二人で路上ライブをする仲だったそうです。
その後共に久慈市役所で働き、一人はまさに「もぐらんぴあ」の復活に向けて
陣頭指揮をとってきたそうです。
いよいよオープンする水族館の見所を存分に紹介していただくだけではなく、
ゆずの「桜木町」を歌った二人の見事なハーモニーも披露していただき、
今週のチャンピオンに輝きました~!
さらに岩手出身の福田こうへいさんの「峠越え」を歌った41才の男性は、
久慈で行われている東北唯一の闘牛大会の話を披露してくれました。
久慈市は短角牛の産地で、6月には全国の闘牛の産地が集まって
「闘牛サミット」が開かれるそうです。
また、10月に開かれる岩手国体を盛り上げようと、
国体のボランティアをコーディネートしている28才の男性も登場し、
震災後初の東北での国体を成功させ、とにかく岩手と久慈をもり立てていきたいという
熱意に溢れていました。
震災から5年経ち、さらなる復興に力を注いでいく皆さん姿に
感動させられたのど自慢になりました。
皆さんありがとうございました~!
投稿者:小田切アナ | 投稿時間:00:09 | 固定リンク