清水がおじゃまします!「糸魚川中学校 研磨部」
- 2023年04月12日
今月から始まった新コーナー「清水がおじゃまします!」。
地域密着リポーターの清水が、県内のみなさんのもとに直接おじゃまして
地域で頑張る人や魅力的な取り組みなどをお伝えします!
今回おじゃましたのは、糸魚川市立糸魚川中学校にある「研磨部」。
この地域ならではの部活動です。
おじゃましてまず目に入ってきたのは…石を研磨するこの機械!
「ビー!」と石が削られる音が響きます。
部員たちが磨く石は、学校近くの海岸線や川のほとりで拾ってきたものです。
聞くと、石を拾うのが趣味の祖父から、本物のヒスイをもらってくることもあるそう。
ヒスイに限らず、石英や蛍石など、自分の気に入った石を磨いていきます。
おじゃました日には、今春卒業した元部長が、1年以上かけて作ったという作品を見せてくれました!
将棋の駒をひとつひとつ石を削って作り上げています。
現部長は、らでん装飾にチャレンジ。
らでん装飾は伝統的な装飾法のひとつで、貝殻の内側にある光沢がある部分をうすく削り取り、
木箱に貼り付けて装飾する技法です。
今年から初めて取り組んでいるそうで、試作品を見せてくれました。
現部長の得意技は、貝殻をうす~く削り取ること!
文字が透けて見えるくらいまで削ることができます。
部員たちに部活動を通して何を学んでいるか聞いたところ、「忍耐力」「集中力」という言葉が出てきました。
「研磨部のおきて」に書かれた「磨くのは石だけではなく、自分の心も磨くこと」。
まさに、削る時間・石と向き合う時間が、部員ひとりひとりの成長に繋がっていくんだと感じました。
今回おじゃまさせていただいた、糸魚川市立糸魚川中学校 研磨部のみなさん、ありがとうございました!