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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟 十日町市

  • 2022年10月17日

十日町市 

新潟県にある37市区町村の魅力をお届けする『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』。第20回は十日町市です。笹山遺跡から石井由貴キャスターが生中継でお届けしました。

縄文ツアーズ

十日町市教育委員会が主催している「縄文ツアーズ」(縄文時代の生活や文化の体験)の一部をご紹介。縄文時代の祭礼用の衣服をイメージした衣装をお借りしました。ツアーでも実際に着ることができます。竪穴住居(復元)の前で石井キャスターも気分はすっかり縄文人。

番組冒頭では矢を放ってかっこよく登場する予定でしたが…

この後、矢がポトリ(リハでは飛んだのに…)

笹山遺跡

笹山遺跡は縄文時代100以上の竪穴住居があったと推定され、村だったと考えられています。現在も調査研究が続いています。今回中継を行った場所はまだ発掘調査が行われておらず、もしかしたらこの草地の地下に大発見が眠っているかもしれません。

火焔型土器

というのも、笹山遺跡は新潟県内で唯一国宝に指定された土器などが発見されている場所。中でも有名なのが炎をかたどったような形の「火焔(えん)型土器」です。十日町市内の各所にオブジェやイラストが展示されていて目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

火焔型土器は十日町市博物館でみることができます。ニワトリのとさかやノコギリの歯のような突起などとても複雑な形をしています。いったい何に使われていたか、博物館学芸員の阿部敬さんにお話をうかがいました。

阿部敬さん
基本は鍋として使いますね。採れたものを中に入れて、家の中で火にかけて使っていました。

土器のおこげの跡などを分析すると魚の成分も出てくるそうで、信濃川をのぼってくるサケを鍋で煮て食べていた可能性があるそうです。それにしても複雑で日常的にはちょっと使いづらい形をしています。縄文時代の人がいつどんな場面で火焔型土器を鍋として使用していたのかはまだ謎なんだとか…。研究によると火焔型土器は新潟県を中心に独自に発達したもので500年もの間、同じ形状の土器が作られ続け、ある時期に突然消滅したとのこと。こうしたミステリーにもロマンを感じます。

火焔型土器は14点が国宝に指定されていて定期的に展示の入れ替えが行われているので是非実物を間近でご覧になってください。また精巧なレプリカの展示もあり、実際に触れることができるので、手に取って重さや質感を体感してみてはいかがでしょうか。

そして中継では火焔型土器のレプリカを使って竪穴住居の中で実際にお鍋を作っていただきました。

具材はサケやきのこ、芋などの秋の食材でしょうゆ仕立て。研究によると縄文時代には調味料がある程度発達していて、しょうゆやみそに近いものもあったと思われるそうです。竪穴住居の中で火焔型土器を使った作るお鍋は格別でした。

「う~ん、おいしい!」

ツアーでは発掘調査にも関わっている「伊乎乃(いおの)の里サポートクラブ」の阿部美記子さんがガイドをしてくれます。

発掘調査にも参加していました!

阿部美記子さん
ツアーでは本物の土器を特別に手に取っていただく体験や、ドングリを使った縄文クッキーの試食も出来ます。

筆者(橋口ディレクター)も持ってみました!

博物館では学芸員の阿部さんの知的好奇心を刺激する解説付きで展示室を見学できてスペシャルな体験が盛りだくさんです。ツアーの開催は不定期です。詳しくは十日町市総合観光案内所(025-750-1277)にお問い合わせください。

魅力いっぱい十日町市

そして、秋の十日町はほかにも見どころが盛りだくさんです。観光協会の平野雄大さんに伺いました。

平野さん
おいしい新米、きのこ、秋野菜のお料理を堪能できます。温泉もあるのでゆっくりつかって疲れをいやして十日町を楽しんでください。

豊かな縄文文化がこの地で育まれたのは、今も変わらない十日町市の森や川の恵みのおかげかもしれません。ロマンあふれる縄文文化を育んだ十日町市。みなさんも、さあ、どうぞ!

 

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