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2016年2月21日放送 再放送:2月28日よる
【アンコール】2016年4月3日放送 再放送:4月10日よる

民家巡歴 向井潤吉の戦後

出演

橋本善八(世田谷美術館学芸部長)ほか

敗戦直後から亡くなるまで、滅びゆく民家のわら屋根を、ひたすら描き続けた画家がいる。
向井潤吉(1901~1995)。描いた民家の絵は、北海道から鹿児島まで全国津々浦々、あわせて2千点を越える。向井の民家は、自然とともに暮らしてきた日本人の原風景として、多くの人々に郷愁を呼び起こしてきた。しかし同時に、それらの絵は、戦後復興から高度成長を経て日本の農村が激変する姿を、民家を通して記録することにもなった。
養蚕の衰退や出稼ぎなどによる農村の伝統的な暮らしの変貌。ダムや高速道路の建設に伴う離村や廃村。向井は、消えゆく民家に追い立てられるようにして、全国の民家を訪ね歩いた。番組では、岐阜県白川郷、山形県の田麦俣など、向井が熱心に通いつめたいくつかの地域を中心に、郷愁あふれる民家の絵を、向井の文章や当時のニュース映像などとともに紹介する。

関連展覧会

向井潤吉 水辺の情景

世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 4月2日(土)~7月24日(日)

写真

民家の前に立つ向井潤吉
(画像提供:世田谷美術館)