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2015年6月21日放送 再放送:6月28日よる

我にタブーなし
陶芸の琳派・尾形乾山

出演

佐藤オオキさん(デザイナー)
柴橋大典さん(サントリー美術館 学芸員)

宗達、光琳、抱一など、華麗で絢爛(けんらん)豪華な琳派の中でひときわ異彩を放つのが、陶芸の琳派・尾形乾山。その器は、思わず手に取りたくなる「楽しさ」「カワイさ」「新しさ」にあふれている。それこそが、乾山がはじめて陶芸の世界に持ち込んだものだった。

乾山は江戸中期、京都の裕福な呉服商の家に生まれ、恵まれた文化的環境で育つ。陶芸のスタートは37歳と遅いが、"シロウト"であることを逆手にとって、次々に焼き物の常識を打ち破っていく。

白磁を作りたくても、材料と技術が手に入らなければ、何と白い「泥水」でコーティングして「白磁風」の器を作ってしまう大胆さ。「蓋物(ふたもの)」と呼ばれる独自の器は、内と外で全く異なる文様。実は二つの文様で、ある物語を描くという前代未聞の演出まで。

あらゆるアイデアを駆使し、焼き物に革新をもたらした"究極のシロウト"尾形乾山。その発想の神髄を、商品パッケージ、建築から伝統工芸とのコラボまで、ジャンルを問わない活動で世界的に注目されるデザイナー・佐藤オオキが、現代の目線からよみとく。

関連展覧会

着想のマエストロ 乾山見参!

会場 サントリー美術館(東京・六本木) 7月20日まで

※作品によって展示替えがある場合があります。

写真

「色絵桔梗文盃台」(MIHO MUSEUM蔵)