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2015年3月1日放送 再放送:3月8日よる

狩野永徳 よみがえる実像
~国宝 檜図屏風・平成の大修理~

出演

田沢裕賀さん(東京国立博物館絵画・彫刻室長)
神庭信幸さん(東京国立博物館保存修復課長)

安土桃山時代を代表作とする天才絵師・狩野永徳(1543-1590)。最晩年の傑作とされる「国宝・檜図屏風(ひのきずびょうぶ)」は、東京国立博物館の数ある名品の中でも一二を争う人気作品だ。経年による汚れで画面はくすみ、紙に亀裂が入ったり、絵具が剥離したり、満身創痍の状態だったが、一年半におよぶ本格修理が行われ、いま、修理後初めての一般公開が行われている。よみがえった"永徳像"とは。
修理は困難の連続だった。過去の修理跡をどこまで残すべきか、付着した汚れをどこまで落とすのか。そのたびに議論が重ねられ、慎重に作業が進められた。はりつめた空気の中、息をとめて作業をする技術者。国宝の修理とはどのような重みを持つものなのか、映像がすべてを物語る。
そうした過程で、長年の謎に迫る発見が相次いだ。裏打紙から、ある家紋が見つかったことによって、檜図を所有していた桂宮家(当初は八条宮家)との関係や歴史も明らかになっていく。
「平成の大修理」を追いながら、名画の再生に挑んだ技術者の技や研究員の努力、修理の過程で明らかになっていく歴史、そして、色鮮やかに生まれ変わった姿にかいま見る、新しい永徳像を披露する。

関連展覧会

狩野永徳「檜図屏風」公開

会場 東京国立博物館国宝室 3月15日まで

※「保存と修理展」 同時期開催 東京国立博物館特一室



写真

檜図屛風修復後