本文へジャンプ


2014年12月7日放送 再放送:12月14日よる

響き合う絵と詩~竹久夢二の大正ロマン

出演

高橋律子さん(金沢21世紀美術館・キュレーター)
小嶋ひろみさん(夢二郷土美術館館長代理)
木暮享さん(竹久夢二伊香保記念館館長)
太田昌子さん(金沢湯涌夢二館館長)

かよわい美女が醸し出す詩情あふれる絵で一世を風靡(ふうび)、大正ロマンを現出させた竹久夢二(1884~1934)。夢二の絵は大きく分けて3種類。つぶらな瞳、愁い顔の"夢二式美人"。
西洋と日本が不思議に溶けあった"異国趣味"の絵。そして故郷の幼き頃を懐かしんだ"子ども絵"。これらに共通する感傷と郷愁の思いを、夢二は絵だけではなく、詩にも表した。その詩は、夢二の絵と極めてよく響き合う。

*恋人を思う"夢二式美人"には、有名な「宵待草」の唄。
「まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひは月もでぬさうな」
*異国情緒たっぷりの南蛮趣味の絵には、「蘭燈」の唄。
「オランダ屋敷に提燈つけば ロテのお菊さんはいそいそと はにかみぐさは窓の下」
*幸せな子ども時代を懐古した絵には、「子守歌」。
「泣くなよい子よとくねむれ 子犬も母のふところへ そろりと帰ってねたそうな」
ことしは生誕130年の記念の年。番組では、詩の朗読と連動させながら、情緒たっぷりに夢二の絵を紹介する。

写真

「セノオ楽譜・宵待草」(東京 竹久夢二美術館蔵)