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2014年9月28日放送 再放送:10月5日よる

バーニー・フュークス THIS IS AMERICA

出演

石川次郎さん(雑誌編集者)

現在、アメリカで大型の図録が制作中の、話題のイラストレーターがいる。あのノーマン・ロックウェルの再来ともいわれたバーニー・フュークス(1932-2009)。アメリカ・イラスト界のトップ・ランナーとして絶大な人気を誇った彼の、知られざる傑作を紹介する。

人気を不動のものにしたのが、スポーツ・イラストの世界。臨場感あふれるアメリカン・フットボールのワンシーンや、野球場のフェンスが異様な迫力で描かれた作品など、そのユニークな構図と目を引きつける色彩感覚はいかにして誕生したのか?バーニーの半生をたどっていくと、絶望のふちから栄光をつかんだ、バーニー自身の“アメリカン・ドリーム”が見えてくる。

得意としたもうひとつのジャンルが肖像画だ。100人以上もの著名人の肖像を描き、中でも情熱を込めて描いたのが、ジョン・F・ケネディ。若き大統領を通して、何を描こうとしたのか?そしてもう一人、こん身の思いを込めたのが、かつて黒人の野球リーグのヒーローだった無名の英雄。そこにバーニーは誰も描いたことのない“新しい光”を表現する。その“光”とは・・・。バーニーの“アメリカン・ヒーロー”はわれわれに何を語るのか?

バーニーは豊かで華やかなアメリカばかりを描いたわけではない。彼が描いた“もうひとつのアメリカ”は、その絵本から伺える。絵本「ラグタイム・タンピー」に描かれた一人の黒人少女の物語。人種差別を決して許さなかったバーニーの静かなる主張がここにある。

関連展覧会

アメリカの感性と魂 バーニー・フュークス展

会場 東京・代官山ヒルサイドフォーラム 10月8日まで

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写真

ジョン・F・ケネディ