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2014年4月27日放送 再放送:5月4日よる
【アンコール】2014年8月17日 再放送:8月24日

春、こころの桜 日本画家・奥村土牛

出演

三好和義さん(写真家)

VTR出演

奥村正さん(土牛三男)
山崎妙子さん(山種美術館館長)
草薙奈津子さん(平塚市美術館館長)
西田俊英さん(日本画家)

豊臣秀吉が盛大な花見を催したことでも知られる桜の名所、京都の醍醐寺。その境内に悠然と立つ樹齢150年のしだれ桜。この銘木に挑み、日本画史に残る傑作「醍醐」を残した一人の画家がいる。奥村土牛(とぎゅう)(1889〜1990年)。
流麗な線を重視する日本画にあって、土牛の絵はその常識と大きく異なるものだった。輪郭があいまいにもかかわらず、奥行きと質感を感じさせる花びらは、薄い色を100回以上も塗り重ねて行く土牛ならではの手法によって生み出されたものだ。
そんな土牛に大きな影響を与えたのが、師である日本画家・小林古径だった。写生の大切さを説いた古径の教えを土牛は生涯守り、対象を食い入るようにみつめ、何度もその姿を写し取ったという。「醍醐」も完成までに10年もの歳月をかけ、醍醐寺の桜だけでなく、さまざまな桜の名所に赴いて写生を行ったという。
 ひたむきに作品に向き合い続けた土牛。彼が「醍醐」に込めた想いとはいかなるものだったのか。技法の再現などを交えながら"天下一の桜"の名画の魅力に迫る。

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

奥村土牛「醍醐」1972年 山種美術館蔵