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2014年3月2日放送
再放送:パラリンピック放送のため3月23日よるになります

自ら学び 革新せよ ~日本画家たちの戦い~

出演

山口晃さん(画家)

明治維新以降、西洋からやってきた洋画と区別するべく、今までの流れをくむ絵画は"日本画"と呼ばれるようになる。しかし日本画は、ただ古い伝統を受け継いだものではない。日本画家たちは、常に革新を追い求め、新しい絵画を打ち出そうとしてきた。今回はそんな"革新の探求者たち"を紹介する。
最初に登場するのは狩野芳崖。伝統的な絵師集団、狩野派出身であるにもかかわらず、洋画には負けない新しい日本画を彼の傑作「悲母観音」で指し示した。
大正期、新たな日本画を次々と描いたのが、速水御舟。御舟の初期の傑作「比叡山」は、身も心もずたずたになりながらも、新たな表現を生み出した傑作だ。
そして戦後。画室を"血みどろの戦場"と例えた小倉遊亀。「コーちゃんの休日」ではトップスター越路吹雪を日本画で描く。歴史画や花鳥画など、伝統的なテーマではなく、現代をビビッドに描いた小倉の世界は、既存の日本画の常識をはるかに超えていった。
その他、彫刻界に新しい息吹を吹き込んだ平櫛田中。そして現在活躍する日本画家も登場する。今までにない色彩の調和を生み出す宮北千織。なんとウルトラマンを日本画で描いた村上裕二。二人の活躍から、日本画の未来が見えてくる。

関連展覧会

世紀の日本画

会場 東京都美術館 4月1日まで

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写真

悲母観音