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2013年3月17日放送 再放送:3月24日

故郷の海を彫った男 石巻の彫刻家・高橋英吉

出演

小栗康平さん(映画監督)
三上満良さん(宮城県美術館・学芸員)

2年前の東日本大震災。宮城県沿岸部を襲った津波が、石巻文化センターを飲み込んだ。学芸員1名が行方不明となる壊滅的な被害。そのがれきの中から救い出された地元・石巻出身のある彫刻家の作品が、静かな話題を呼んでいる。
高橋英吉(1911-1942)。その木彫作品に刻まれているのは、潮風に向かって立つ漁師、漁の合間に安らぎのひとときを過ごす男たちなど、海と共に生きる人々の姿。木肌を走る自在なノミ跡が、海のさざ波や潮風を映すようだと評されるその作品には、31歳で戦死した彫刻家の故郷への思いがあふれている。
修復された英吉の作品は、今、仙台市の宮城県美術館で展示され、未だ鉄道の完全復旧が進まない石巻から、バスを乗り継ぎわざわざ作品に会いに来る人々が絶えない。
彫刻がつなぐ故郷の記憶。ようせつしたひとりの彫刻家と、石巻の人々が紡いできた知られざる物語を紹介する。

関連展覧会

「高橋英吉展」

宮城県美術館 4月14日まで ※期間延長になりました。

写真

高橋英吉「黒潮閑日」 昭和13年


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