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2012年11月11日放送 再放送:11月18日
【アンコール】2013年2月3日 再放送:2月10日

エル・グレコ 神秘か理性か 天才画家の見たものは

出演

平野啓一郎さん(作家)

ベラスケス、ゴヤとともに「スペイン三大画家」の一人に数えられるエル・グレコ(1541~1614)。この秋、プラド美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館など世界中の美術館や教会から油彩およびテンペラ画の傑作50点以上が日本に集結し、国内史上最大の回顧展が開かれる。
エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス)が誕生したのはギリシャのクレタ島。イタリアで油彩画の技法を習得し、30代半ばでスペイン・トレドに移り大成。ギリシャ人を意味する「エル・グレコ」と呼ばれた。そのエル・グレコが最も才能を発揮したのが宗教画である。赤・青・緑・黄という宝石のように輝く色彩の衣をまとったキリストや聖人たち。人物はどれもくねるように細長く引き延ばされ、潤んだ瞳で甘美な表情をたたえている。宗教的情熱と深い精神性をたたえた作品は宗教画に革命を起こし、没後もピカソをはじめとする画家たちに多大な影響を与えることになる。
実像については謎に包まれていたエル・グレコだが、近年蔵書の書き込みの解読などから、ベールに包まれた画家の姿が浮かびあがってきた。西洋美術史上最も偉大な宗教画家の一人、エル・グレコの創作の源を探る。

関連展覧会

エル・グレコ展

国立国際美術館(大阪府大阪市) 10月16日~12月24日
巡回 東京都美術館 2013年1月19日~4月7日

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

「無原罪のお宿り」
サン・ニコラス教区聖堂(サンタ・クルス美術館寄託)
トレド、スペイン
©Parroquia de San Nicolás de Bari. Toledo. Spain.


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