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2012年10月7日放送 再放送:10月14日
【アンコール】2013年3月31日放送

横山大観を支えた匠たち

出演

荒井経さん(東京芸術大学准教授・画家)

近代日本画の巨匠、横山大観(1868-1958)。その代表作が、長さ40メートルに及ぶ長大な絵巻、「生々流転」。千変万化する大自然の姿を描き出した水墨画の傑作である。その大観の技を、陰で支えた職人たちがいた。
越前の和紙職人、岩野平三郎は大観の厳しい要求に応えるべく、新たな和紙の開発に邁(まい)進した。「生々流転」では、大観は最終的に和紙を退け、絹地を選んだが、和紙開発の試行錯誤は、巨大壁画「明暗」に結実する。
「生々流転」を描き出す大観の変幻自在な筆さばき。その筆を一手に引き受けたのが、筆職人、宮内市松である。市松は、大観の好みを徹底研究し、大観専用の筆として、ムササビの毛を混ぜた腰の強い筆「大観清賞」を作り上げた。
また、40メートルの「生々流転」をすべて表装したのは、表具師の寺内新太郎だった。大観は画室に誰も入れたがらなかったが、寺内は例外。ほとんど弟子のような存在として、自由に出入りできた。
番組では、傑作絵巻「生々流転」を中心に、横山大観と、その技を陰で支えた3人の匠たちとの交流を描く。

関連展覧会

横山大観展

宇都宮美術館 9月16日~10月14日

横山大観・下村観山合作「明暗」公開

早稲田大学會津八一記念館 9月24日~11月10日

※企画展「早稲田をめぐる画家たちの物語 小泉清・内田巌・曾宮一念・中村彜」と同時公開

東京国立近代美術館 60周年記念特別展
美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年

東京国立近代美術館 10月16日~2013年1月14日

※《生々流転》が展示されます

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

(左)大観
(右)大観の求めに応じて和紙の開発に励んだ
越前の和紙職人 初代 岩野平三郎


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