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2011年10月2日放送 再放送:10月9日

いのち輝く家族の肖像
~モーリス・ドニ~

出演

荒木飛呂彦さん(漫画家)
三浦篤さん(東京大学教授)

19世紀末から20世紀前半にフランスで活躍した画家モーリス・ドニ。これまで、「ナビ派」と呼ばれる芸術グループでの活動が知られていたが、近年、全く異なる一面が注目されている。それは日記のように克明に、自分の家族の肖像を残していることだ。

ドニは、10代で画壇にデビューするとともに人気画家として名をはせるが、心の中で模索を続けていた。もともと熱心なカトリック教徒だったドニは、自分を見つめなおすために旅したイタリアで、修道僧の残した宗教絵画に感銘を受け、「芸術作品とは、芸術家の趣味で生みだされるものではなく、努力によって生み出される」と考えるようになる。感性におぼれず何年もかけて同じテーマを追う。
大切さに気づいたドニは、自分の家族をテーマに選び、絵を描き始める。しかし、周囲の評価は一変、酷評を受ける。しかし、ドニはくじけることなく、子どもたちの一瞬一瞬を作品に残していった。番組では、ドニの孫娘クレール・ドニさんの貴重な証言インタビューを交え、ドニの作品に込めた思いに迫る。

関連展覧会

モーリス・ドニ-いのちの輝き、子どものいる風景-

損保ジャパン東郷青児美術館(東京都新宿区) 9月10日~11月13日
巡回 山梨県立美術館 2012年1月10日~3月4日

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

『家族の肖像』(1902年 個人蔵)


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