金子賢治さん(茨城県陶芸美術館長)
中田英寿さん(一般財団法人 TAKE ACTION FOUNDATION代表理事)
第58回日本伝統工芸展の開催を機に、日本の伝統工芸の魅力と現状をお伝えする。
戦後、急速に生活スタイルが変化する中で存続の危機にさらされた日本の伝統工芸を保護・育成しようと誕生した、「日本伝統工芸展」。陶芸、漆芸、染織、木竹工など七つの部門で、現代の匠(たくみ)たちが、技の限りを尽くして競う“工芸界の日本一決定戦”。およそ2000点の応募作から選ばれた今年の受賞作品を紹介する。
奈良時代の仏像にもほどこされた截金(きりかね)の手法で飾り箱をつくる若手作家、左座朋子さん。住まいの近くにある琵琶(びわ)湖に触発されながら、水の力強い動きを青磁で表現する神農巌さん。表情ある「指」の表現にこだわりぬく人形作家の春木均夫さん。沈金の手法で写実的な表現を目指す漆芸家の鳥毛清さん。4人の作家のアトリエを訪ね制作の過程を追う。
スタジオには、日本の伝統工芸に魅せられ全国の現場を積極的に訪ねている元サッカー日本代表の中田英寿さんが登場。各地の職人たちと出会って知った伝統工芸の底力を語り、現代のクリエイターと伝統技の職人のコラボレーションを仕掛けて「伝統の新しい価値」を創(つく)りだしている自らのプロジェクトの可能性について語る。
第58回日本伝統工芸展
| 会場 | 会期 |
|---|---|
| 日本橋三越 <全国11か所巡回> |
9月21日〜10月3日 |

『截金飾箱「皓華」』 左座朋子
(日本工芸会新人賞)

『堆磁線文鉢』神農巌
(日本工芸会会長賞)