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2010年10月10日放送 再放送:10月17日
【アンコール】2010年12月19日放送 再放送:12月26日

ドガ 光と影のエトワール

出演

三浦雅士さん(評論家)

19世紀後半、パリでバレエダンサーを描き続けた画家がいる。エドガー・ドガ(1834‐1917)。ドガの作品が、抜群の臨場感を持って、見る者に訴えかけてくるのはそのデッサン力による。画家を志したとき、アングルに「とにかく線をひきなさい」と助言を受け、フランスとイタリアで何年もデッサンの修行に励む。代表作「エトワール」では、バレエのポーズが決まる少し前を的確にとらえることで、次の動作を自然に連想させるという工夫も編み出していた。従来、絵画の主題として取り上げられなかったバレエダンサーたちを、ドガは巧みなデッサンでとらえ、次々と傑作を生み出した。
しかし、ドガの作品には容易に理解しがたい点もある。「エトワール」では、ダンサーの背後に黒服に身を包んだ異様な雰囲気の男性が描き込まれており、ドガが生前発表した唯一の彫刻作品「14歳の小さな踊り子」は、やせ細った体にうつろな顔をしている。いったいドガはバレエダンサーたちにどのような視線を注いでいたのか。
番組では、最新の科学分析も交えてドガの独創の源と素顔に迫る。

関連展覧会

ドガ展

横浜美術館 9月18日~12月31日

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

『エトワール』1876-77年 オルセー美術館
©RMN(Musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF-DNPartcom


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