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2010年10月3日放送 再放送:10月10日

上村松園 美人画の深遠

出演

上村淳之さん(日本画家・松園の孫)

VTR出演

瀬戸内寂聴さん(作家)
山本容子さん(銅版画家)

朗読

真野響子さん(女優)

生涯、ひたすら女性たちの肖像を描き続けた上村松園(1875~1949)。“美人画”のジャンルで頂点を極め、女性として初めて文化勲章を受章した。
12歳で京都画学校に入学し、幼いころからなみなみならぬ才能を見せた松園。15歳の時、第3回内国博覧会に出品した作品が来日中の英国皇太子に買い上げとなり、一躍注目を集めた。
源氏物語の六条御息所をモデルに女の嫉妬のすさまじさを描いた「焔」(1918)。扇を手にすっくと立つ女性の舞姿を描いた「序の舞」(1936)。赤子を抱く母の肖像「母子」(1934)は松園の傑作として知られる。晩年には、生涯松園の画業を支えた母への思いを、家事にいそしむ女性に重ねて描いた「夕暮」(1941)などの作品で新境地を開いた。画家としての地位を確立する一方、ひとりの女性として恋に悩み、また女性なるがゆえのべっ視に耐えて精進を続けた松園の画業は、より深く人間の内面の表現へと向かっていった。
たおやかで気品に満ちた上村松園の“美人画”の深遠に迫る。

関連展覧会

上村松園展

東京国立近代美術館 9月7日~10月17日
巡回 京都国立近代美術館 11月2日~12月12日

スタジオを彩ったお花はこちら

写真

『焔』
東京国立博物館蔵


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