森村泰昌さん(美術家)
有名な絵画や写真の人物に扮(ふん)して自分自身を撮影する「セルフ・ポートレイト」と呼ばれる手法で世界的な評価を受けている美術家・森村泰昌さん。今、森村さんの新作を集めた展覧会が開催されている。
テーマは「20世紀との対話」。アインシュタインや毛沢東、レーニンといった著名人や、太平洋戦争末期に日米が激突した硫黄島の戦いなど、20世紀を代表するシーンや人物をモチーフにした作品である。中でも森村さんが強く意識しているのは「1945年」。混沌(こんとん)とした現代社会を生み出した出発点は、1945年にあるのではないか。そう考えた森村さんは、1945年と前後の数年間を象徴する歴史的瞬間や人物になりきって時代を追体験することで、20世紀の功罪を確かめつつ、歴史と自分自身がつながり、未来を考える道標を築こうとしている。
番組では、半年間にわたって森村さんの創作活動に密着。激動の20世紀と対話することで見えてくるものとは何なのか。森村さんの新たな挑戦を見つめる。
森村泰昌・なにものかへのレクイエム -戦場の頂上の芸術-
| 会場 | 会期 |
|---|---|
| 東京都写真美術館 <巡回> 豊田市美術館 広島市現代美術館 兵庫県立美術館 |
3月11日〜5月9日 6月26日〜9月5日 10月23日〜2011年1月10日 2011年1月18日〜4月10日 |

なにものかへのレクイエム
(宙の夢/アルベルト1) 2007年

なにものかへのレクイエム
(夜のウラジーミル 1920.5.5-2007.3.2) 2007年

映像作品 ≪海の幸・戦場の頂上の旗≫ 2010年より

森村泰昌さんと姜尚中さん
大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)にて