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2009年4月19日放送
【アンコール】2009年8月9日放送

陶器のボタンの贈り物
三宅一生と陶芸家ルーシー・リー

出演

三宅一生さん(デザイナー)

デザイナー三宅一生は、600を越える陶器のボタンとその鋳型を大切に持っている。イギリスを代表する陶芸家ルーシー・リーから遺言によって贈られたものだ。84年春、ルーシーのうつわに魅せられた三宅が会いに行き、ロンドンを訪れるたびにその扉をたたき続けた。
ルーシーは、1902年分離派運動全盛のウイーンに生まれた。38年、ナチスの迫害を逃れロンドンに移住。戦時中はボタン作りで生計を立て、戦後本格的に陶芸をはじめた。洗練された技術と感性。静ひつな作品は、手に取ったときの感触まで考え抜かれている。
世界的な名声を得ながら自信が持てずにいたという三宅は、ルーシーに会うたびに「今がスタートよ。これから何だってできる」というメッセージを受け取り新しい意欲に満ちた。ルーシー作の陶器のボタンから発想した服をデザインしたこともある。
当代一流のクリエイター三宅一生と、刺激を与え続けた36歳年上の陶芸家。人が誰かから刺激や励ましを得ることでいかに力を得るものか、芸術によるあたたかな交流を描く。

関連展覧会

「U-Tsu-Wa/うつわ」

21_21DESIGN SIGHT(東京都港区) 5月10日まで

写真


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