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2008年11月2日放送

宝物が勇気と誇りをくれた
~第60回正倉院展~

出演

竹下景子さん(女優)
西山厚さん(奈良国立博物館学芸部長)

古都・奈良の秋の風物詩、正倉院展。1200年前、開花した天平の美を一目見ようと毎年20万人以上の人が訪れる。今年も、およそ1500年前にペルシアで作られたカットグラス「白瑠璃碗(はくるりのわん)」や、美しい白のらでんや赤い琥珀(こはく)で細工が施された唐製の鏡「平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)」、さらに綾(あや)や錦の布で飾られた貴族用の日傘で、日本製と考えられる「方形天蓋(ほうけいてんがい)」など、69件の出展が予定されている。宝物は、当時の工芸技術のすばらしさとともに、日本文化がどのようにはぐくまれてきたのかその原点を教えてくれる。
60回の節目となる今回は、女優の竹下景子さんを正倉院展に招き、本年の見どころを紹介。合わせて、昭和21年に開催され、敗戦で打ちひしがれた日本人に勇気を与えたという第一回正倉院展の知られざるエピソードや、正倉院展が開催されるまでの神経をすり減らす準備の様子など、正倉院宝物の魅力を多角的に伝える。

関連展覧会

「第60回 正倉院展」

奈良国立博物館 10月25日~11月10日

写真

『白瑠璃碗』


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