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2008年10月5日放送

感覚の冒険
横浜トリエンナーレ2008

出演

水沢勉さん(横浜トリエンナーレ2008・総合ディレクター)

耳に飛び込む音は一体どこから出ているのか、観客をみごとに惑わす装置。見つめていると、21世紀の混とんとした世界のことや、いのちについて考えてしまうような、幻想的な光と影。見る者の感覚を鮮やかに揺さぶる最先端の芸術が、横浜に大集合している。3年に一度開催される、現代アートの祭典「横浜トリエンナーレ」である。第3回となる2008年のテーマは、「タイムクレヴァス(ときの裂け目)」。日常の生活とはまったく違う時間や空間の感覚に浸ってもらおうというのが狙いである。
今回は、25か国、72のアーティストの作品が、トリエンナーレのために新たに建設された「新港ピア」を始め、7つの会場で展示されている。
ゆったりとした時間に包まれる、中谷芙二子の霧の彫刻。アメリカのミランダ・ジュライは、43メートルの細長い廊下にセリフを書いたパネルを何枚もかけて、読みながら進む者の人生に問いかける。イタリアのミケランジェロ・ピストレットは、16枚の割れた鏡と1枚の割れていない鏡を空間に並べた。その1枚の前にはハンマーが。割れているのが正しいのか、割れていないのが正しいのか。価値観が揺らぐかのようなアートである。
司会者二人が会場を訪ね、世界的なアーティストたちが表現を研ぎ澄ませて完成させた作品の数々と出会う。そのとき、どんな感情がわき起こるのか?どんな感覚の冒険が待っているのか?スリリングな現代アート最前線の魅力を解き明かす。

関連展覧会

「横浜トリエンナーレ2008」

新港ピア、日本郵船海岸通倉庫、
横浜赤レンガ倉庫1号館、 三溪園 など
11月30日まで

写真

勅使川原三郎 「時間の破片」(撮影 Bengt Wanselius)


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