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2008年9月7日放送

母と娘 咲き誇るいのち
丸木スマ・大道あや

出演

アーサー・ビナードさん(詩人)

70歳を過ぎて絵筆をとり、一躍おばあちゃん画家として有名になった丸木スマ(1875~1956)。自由な発想で、植物や動物をのびやかに描いた。スマは、広島県旧飯室村で家業の船宿を切り盛りし、畑仕事で土にまみれ、働き詰めの日々を送った後、絵をかき始めた。スマの娘で、60歳を超えて、いのちあるものをち密に描き始めた大道あや(1909~)。広島市内で美容師として活躍していたあやは、画家となった母スマを愛し尊敬していたが、自分も画布へと向かうとは思ってもいかった。
しかし、母と娘は、くしくも、ともに人生の半ばを過ぎてから、素朴でありながらも、いのち咲き乱れる絵をかいた。それはなぜか。二人は、それぞれ絵に何を込めたのか。 二人の絵に関心を寄せるアメリカ出身の詩人アーサー・ビナードさんが、広島に暮らす大道あやを訪ね、母への思いを聞く。また、家族や知人の話からは、対照的な二人の絵との向き合い方が浮かび上がる。二人の画家が生まれた背景には、人生に思いがけず訪れた不慮の事故や家族との死別があった。母と娘の作品と人生をたどりながら、二人の画家の物語を浮き彫りにする。

関連展覧会

「けとばし山のおてんば画家 大道あや展」

渋谷区立松濤美術館 9月21日まで
巡回 高浜市やきものの里かわら美術館(愛知県) 10月11日~11月16日
田川市美術館(福岡県) 2009年1月6日~2月15日
【特別展示】佐喜眞美術館(沖縄県) 2009年3月4日~4月13日
呉市立美術館(広島県) 2009年4月25日~6月7日

写真

『簪(かんざし)』丸木スマ 原爆の図 丸木美術館


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