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2009年2月22日放送

美と戯(たわむ)れる人 日本画家・加山又造

出演

五木寛之さん(作家)

「人と同じことをしちゃいけない・・・」
その画家は、いつもの口癖をつぶやきながら、子どものようなあふれんばかりの好奇心で次々と新しい美の世界に飛び込んでいった。
没後5年を迎えた日本画家 加山又造。古典的な技法を操り、けんらんたるびょうぶ絵を数多く制作。現代の琳派とも称されるが、その画業の出発点は、ヨーロッパの超現実派や未来派の手法を取り入れた前衛的な抽象画であった。
40代半ばからは裸婦像に挑戦。透き通るような肌の無国籍風の女性を描き、乾いたエロティシズムを表現した。それと平行して、水墨の世界にものめり込み、白と黒の画面の中に深い精神性を追求している。
さらに晩年には、パソコンを使ったコンピューターグラフィックスも手がけていた。今、その作品が初めて国立新美術館で一般公開されている。
日本の“様式美”にこだわりながら、自由な発想で日本画の新しい可能性を切り拓いていった加山又造。作家の五木寛之さんが、加山又造の「美と戯れる心」に迫る。

関連展覧会

「加山又造展」

国立新美術館(東京・六本木) 1月21日~3月2日
巡回 高松市美術館 4月17日~5月31日

写真

『春秋波濤』東京国立近代美術館蔵


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