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2017年1月15日 / 旅の紹介 第34回 京都へ 利休と樂焼を探す旅

千利休の「侘(わ)び茶」の思想を形にしたのが樂焼の起源と言われています。
初代長次郎は秀吉が京都に築いた城「聚楽第」の土を使い茶碗を焼きました。長次郎没後に、「今焼」から「聚楽焼」と呼ばれるようになりました。徳川の時代になり、二代常慶が徳川秀忠から「樂」の字を賜ったことにより「樂茶碗」の呼び名が一般的になったようです。
樂焼を生んだ背景を探るべく、樂家かいわいとかつての聚楽第の跡を歩いてみました。

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京都市上京区の「晴明神社」。実は千利休の屋敷跡に建っている。境内には、利休が茶を点てたときに用いたとされる井戸も残る。

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2017年1月 8日 / 旅の紹介 第33回 長野県小布施町へ 葛飾北斎を訪ねる旅

浮世絵界の大スター・葛飾北斎。
絶えず自己変革を続け、絵師としての高みを目指しました。
その最晩年の足跡が残る長野県上高井郡小布施町(おぶせまち)を訪ねました。

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北斎が天井絵を描いた上町祭屋台(手前)と東町祭屋台(奥)。小布施・北斎館。

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2016年12月11日 / 旅の紹介 第32回 ドイツ・ヴィッテンベルクへ クラーナハを訪ねる旅

ドイツ・ルネサンスを代表する画家、ルカス・クラーナハ(父)。
優雅でなまめかしい女性像は、16世紀前半のヨーロッパ諸侯に愛されました。
クラーナハが活動したドイツ北東の町・ヴィッテンベルクを訪ねます。

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聖マリエン聖堂。「宗教改革祭壇画」とよばれるクラーナハ晩年の作品(子との共作)。

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2016年12月 4日 / 旅の紹介 第31回 伊豆高原へ 谷川晃一を感じる旅

画家・谷川晃一は1988年に夫婦で伊豆高原に移り住み、現在もこの地で制作を続けています。また自らが発起人となって始めた「伊豆高原アートフェスティバル」も今年で24回目を数えました。
今回は、そんな谷川さんの暮らす伊豆高原を訪ねました。

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伊豆高原で一番高い場所「大室山(おおむろやま)」。その頂上から街を見下ろす。

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2016年11月27日 / 旅の紹介 第30回 秋の比叡山延暦寺・三千院へ 傅益瑤を感じる旅

放送では「祭りの水墨画」を中心に傅益瑤(ふ えきよう)さんの作品を紹介しましたが、常設されていて見られる傅さんの水墨画としては、お寺に奉納された仏教画があります。
今回の日美旅は、秋の比叡山延暦寺、そして大原三千院に向かいます。

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比叡山延暦寺にある傅益瑶さんの水墨画「仏教東漸図」より。延暦寺が描かれている部分。

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2016年11月20日 / 旅の紹介 第29回 兵庫県香美町へ 円山応挙を訪ねる旅

円山応挙とその門下の弟子たちの作品が一堂に会している、兵庫県美方郡香美町(みかたぐん・かみちょう)にある大乗寺、通称“応挙寺”。日本海にのぞむ香美町へ、応挙を訪ねました。

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円山応挙が手がけた大乗寺の部屋。13の部屋で応挙始め円山派の作品がふすま絵をかざる。

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2016年11月13日 / 旅の紹介 第28回 福島県・磐梯高原へ ダリを訪ねる旅

無意識の混とんを描いた不思議な作品で知られるスペインの芸術家、サルバドール・ダリ。
今回の目的地は、ダリの故郷であるスペイン、カタルーニャ地方……。
ではなく、福島・磐梯高原(ばんだいこうげん)です。世界有数のダリ・コレクションを訪ねました。

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福島県耶麻郡北塩原村の諸橋近代美術館。中央は彫刻「宇宙象」。

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2016年11月 6日 / 旅の紹介 第27回 横浜へ 速水御舟を探す旅

日本画の伝統を受け継ぎながら、一つのスタイルにとどまらず、新たな表現に挑み続けた速水御舟。そんな御舟を支援した一人に実業家でコレクターの原三溪がいます。
今回は、原三溪が創設した三溪園を軸に、御舟ゆかりの横浜を旅します。

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御舟も訪れた三溪園。横浜の実業家でコレクター・原三溪が創設した。庭園の一角にある三溪の住まい「鶴翔閣」には、横山大観、前田青邨ら多くの画家たちが訪れた。

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2016年10月30日 / 旅の紹介 第26回 奈良へ 正倉院と平城京を感じる旅

番組では、奈良国立博物館で始まった第68回正倉院展の模様をお届けしました。ペルシア風の「漆胡瓶」など、今回も貴重な宝物の数々との出会いが楽しみです。「日美旅」では正倉院展と合わせておすすめの奈良の旅、ご紹介します!

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正倉院展が行われている奈良国立博物館・新館の隣りにある「なら仏像館」。今年4月にリニューアルオープンした。

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2016年10月23日 / 旅の紹介 第25回 イタリア・フィレンツェへ ミケランジェロを訪ねる旅

彫刻、絵画、建築、文学など、あらゆる分野で空前絶後の作品を残し、「神のごとき」とたたえられたルネサンスの巨人ミケランジェロ。
彫刻家としての出発の地であるフィレンツェで、激動の人生とともに変わり続けた作品を追います。

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「ダヴィデ」などを所蔵するアカデミア美術館。連日、入館を待つ長蛇の列が見られる。

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2016年10月16日 / 旅の紹介 第24回 埼玉・東松山市へ 丸木位里・俊を訪ねる旅

番組「黒の黙示録」では、香月泰男のシベリア抑留を描いた絵画、丸木位里・俊の「原爆の図」、川田喜久治が原爆ドームを撮影した写真を紹介しました。
その中から丸木位里・俊に焦点を当て、「原爆の図 丸木美術館」を中心に、埼玉県東松山市を巡ります。
ふたりがこの地で何を見ていたのかを想像する中で、「原爆の図」がまた異なる角度から見えてくるのではないかと思ったからです。

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原爆の図 丸木美術館。丸木位里は65歳から94歳、俊は54歳から87歳まで、人生の最後を送った地でもある。

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2016年10月 9日 / 旅の紹介 第23回 岡山へ 浦上玉堂を訪ねる旅

山水を描き続けた江戸時代の画家・浦上玉堂。
日本の各地を訪ねた玉堂ですからその足跡はいろんな土地に残っていますが、この度はその原点を感じたいと、生まれ故郷の岡山を訪ねました。 

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現在開催中の「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」展(岡山県立美術館)の様子。数度に分けて観覧したくなるくらいの密度の濃さ。

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2016年10月 2日 / 旅の紹介 第22回 東京-向島・千住へ 鈴木其一と江戸琳派を探す旅

金屏風の上で、妖しいほどに咲き乱れる草花。
アメリカ、メトロポリタン美術館からの「朝顔図屏風」里帰りを機に、注目が集まる江戸琳派の絵師・鈴木其一(きいつ)の足跡を探して、東京・向島〜足立〜千住を訪ねました。

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向島百花園の萩。秋の七草のひとつ。草花は、江戸琳派の中心的な画題。

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2016年9月25日 / 旅の紹介 第21回 箱根へ 箱根寄せ木細工を訪ねる旅

9月25日の放送「第63回日本伝統工芸展」。番組のロケでは長野の木工職人・丸山浩明さんや、箱根寄せ木細工の本間 昇さん、京都の陶芸家・加藤 清和さんの元を訪れました。
日美旅では、箱根の寄せ木細工に改めてスポットをあてます。箱根路を行けば、長く伝統の技術を守り続ける匠(たくみ)にも、新しい息吹を吹き込む新世代にも出会うことができます。

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箱根にある温泉旅館のエントランスロビー。モダンインテリアと寄せ木細工が融合。

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2016年9月11日 / 旅の紹介 第20回 東京-浅草・向島・両国へ 国芳を探す旅

驚きと笑いに満ちた浮世絵で、幕末の江戸っ子の度肝を抜いた絵師・歌川国芳(うたがわくによし)。

21世紀になって、その人気は高まる一方です。
骨の髄まで下町の江戸っ子、そんな国芳の横顔を東京の東に訪ねます。

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国芳の愛猫たちが眠る、両国・回向院(えこういん)。

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2016年8月28日 / 旅の紹介 第19回 愛知県名古屋市・岡崎市・豊橋市へ あいちトリエンナーレ2016を巡る旅

3回目を数える「あいちトリエンナーレ」が8月11日から10月23日まで開催中です。

絵画・彫刻・映像・パフォーマンス・ダンス・オペラなど幅広い分野で世界の最新動向を紹介する国際的な現代アートの祭典です。
今回は、前回の名古屋・岡崎会場に加えて豊橋市も新たに加わりました。

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芸術監督として全体の監修を行う港 千尋氏(多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授)。ジェリー・グレッツィンガー《Jerry's Map》の前で。

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2016年8月21日 / 旅の紹介 第18回 長崎へ 天正遣欧使節を感じる旅

16世紀、ポルトガルとの貿易が盛んだった九州では、大名たちは次々とキリスト教に改宗しました。
「キリシタン大名」の名代として、13歳前後の少年4人による天正遣欧使節が、ローマに派遣されます。
東西の文化を橋渡しした天正遣欧使節の面影を、キリシタン文化が花開いた長崎に訪ねます。

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長崎港。1582年、ローマ、ヴァチカンに向けて2年6か月の旅がはじまった(正確な出航地である当時の波止場は現在は陸地)。

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2016年7月31日 / 旅の紹介 第17回 フランス、ル・メニル=テリビュ村へ メアリー・カサットを訪ねる旅

メアリー・カサットはアメリカ人でありながら人生の大半をフランスで生きた、印象派の代表的な画家のひとりです。 
 ちまたの話題になりやすい華やかなモチーフより、家族や近隣の人々などをモデルに、身近な暮らしの場面を題材としました。 
そんなカサットの面影を求めて、彼女が50代以降、亡くなるまで生活の拠点にしたパリ郊外のル・メニル=テリビュ村を訪ねます。 

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メアリー・カサットが暮らした家「ボーフレーヌ館」。美しい庭園の中にたたずむ。

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2016年7月24日 / 旅の紹介 第16回 長崎へ シーボルトを訪ねる旅

幕末の時代、ドイツ人の医師、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは、日本研究で大きな成果を残しました。

今回の日美旅では、シーボルトが暮らした町・長崎を訪ねます。

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長崎市鳴滝のシーボルト宅跡。後方の赤い建物がシーボルト記念館。

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2016年7月17日 / 旅の紹介 第15回 島根県松江市へ 花森安治を感じる旅

「暮しの手帖」初代編集長・花森安治は神戸の生まれですが、青春時代を過ごした島根県の松江市をこよなく愛しました。

旧制松江高校に在籍した当時に編集と装丁の両方を手がけた「校友会雑誌20号」が花森安治の本作りの原点であったとも言われています。 

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日没の宍道湖。夕陽であたりがオレンジ色に染まる。

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