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2018年12月 9日 / 旅の紹介 第83回 大森へ 林忠彦の足跡を訪ねる旅

近代文学史に輝く文学者や焼け跡から立ち上がる人々など、戦後のさまざまな表情をフィルムに収めてきた写真家・林忠彦(1918-1990)。1940年代後半から50年代にかけて暮らした、東京都大田区大森を訪ねました。

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大森駅近くの山王小路飲食店街(通称・地獄谷)。秋山庄太郎など親しい写真家と飲み歩いては、最後にこの場所に足を運んだ。

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2018年12月 2日 / 旅の紹介 第82回 ノルウェー・オスロへ ムンクと北欧の風土を感じる旅

「私の芸術は自己告白だ」と手記でも語っているように、作家自身の内面を映し出しているとされるムンクの絵画。同時にその芸術は彼が生まれ育った土地とも密接につながっています。ノルウェーに行き北欧の風土を感じながら、ムンクの絵に思いをはせます。

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今回の日美旅はオスロ在住の方に協力をいただいた。その方から送られてきた、12月のオスロの空の写真。「どちらかと言えば春や夏に見る機会が多いですが、冬でもこんな空はあります」。

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2018年11月25日 / 旅の紹介 第81回 にほん 美の地図 ―熊本―

今回の「出かけよう、日美旅」は11/25放送「にほん 美の地図」と連動して、旅の案内をお届けします。熊本への美の旅に、ご一緒しましょう。

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熊本県阿蘇郡小国町に行く途中に立ち寄った、阿蘇山の見晴らしが素晴らしい「大観峰(だいかんぼう)」にて、番組司会の小野正嗣さん。

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2018年11月18日 / 旅の紹介 第80回 中井~御茶ノ水へ 松本竣介のまなざしをたどる旅

太平洋戦争中も都市の風景を描き、独自の表現を深めていった松本竣介(1912-1948)。
アトリエがあった新宿区中井を中心に、作品にまつわる場所を巡ります。

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中井を流れる妙正寺川沿い。竣介がスケッチ帳を手に散策した場所のひとつ。

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2018年11月11日 / 旅の紹介 第79回 オランダ・デルフトへ フェルメールを巡礼する旅

17世紀オランダの黄金時代に繁栄を築いた古都・デルフト。ヨハネス・フェルメール(1632-1675)は一生のほとんどをこの街で過ごしました。フェルメールの人生を感じに、オランダ南西部の街・デルフトへ旅します。

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ザウドコルク運河の南岸より旧市街を望む。フェルメールの「デルフトの眺望」はこの辺りから描いたものと考えられる。

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2018年10月28日 / 旅の紹介 第78回 フランス・ベルヴィルへ ルオーのルーツを探す旅 

20世紀フランスを代表する画家のひとり、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)は、生涯にわたって宗教画を描きました。ルオーが生まれたパリの下町、ベルヴィルを訪ね、彼の原風景を探ります。

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丘の斜面にあるベルヴィル公園。パリでも随一の高台で素晴らしい眺め。市内が一望できる。

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2018年10月21日 / 旅の紹介 第77回 京都へ 刀にゆかりの地を訪ねる旅

“山城鍛冶”を総括し、国宝刀剣19件が出品される「特別展 京のかたな」が京都国立博物館で開催中です(〜11/25)。かつて名だたる刀鍛冶が多く住み、また時の権力者が名刀を所持したことからも、京都は刀剣文化の中心でした。その面影をたどる旅に出かけます。

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北野天満宮が所蔵する太刀「鬼切丸(別名 髭切)」。鎌倉時代の刀。

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2018年9月16日 / 旅の紹介 第76回 新潟・中越地方へ "木喰さん"と出会う旅

江戸時代後期の僧侶、木喰(もくじき)が全国を遊行しながら彫った仏像は、庶民に寄り添う存在でした。木喰仏が最も多く残っている新潟県の中越地方を旅します。

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小千谷市・小栗山木喰観音堂の観音像。

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2018年9月 2日 / 旅の紹介 第75回 新潟へ 大地の芸術祭2018を回る旅

越後妻有(えちごつまり、新潟県十日町市と津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
アートを媒介として、この地域ならではの魅力を世界に発信することを理念とし、進化を続けています。広大なエリアに展示された作品のうち、番組で紹介しなかったものを中心に巡ってみました。

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清津峡渓谷トンネルに誕生した新たな名所。マ・ヤンソン/MADアーキテクツによる「ライトケーブ」。

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2018年8月12日 / 旅の紹介 第74回 信州へ いわさきちひろと北アルプスを感じる旅

今年はいわさきちひろ生誕100年。いわさきちひろは東京を中心に活動しましたが、両親の郷里であった長野・松本は小さいときからたびたび訪れ、ゆかりの深い土地でした。終戦もこの地で迎えました。また戦後、松川村に越した両親に、生まれたばかりの息子を預けて、東京からひんぱんに通いました。今回は、ちひろにとっての心のふるさと、長野・信州に旅します。

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「国破れて山河有り」。終戦の翌日にあたる8月16日、いわさきちひろは山のスケッチに、こう言葉を添えた。当時の心境に思いをはせる。

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2018年7月29日 / 旅の紹介 第73回 奄美大島へ 田中一村と奄美を感じる旅

今年は日本画家・田中一村の生誕110周年にあたる年。現在、佐川美術館(滋賀)での個展が開催中です。またパリで行われている「ジャポニスム2018 深みへ−日本の美意識を求めて−」展にも出品されています。今回は田中一村が暮らし、描いた奄美大島に旅します。

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奄美大島に渡って間もない昭和30年代の頃の田中一村。精かんな顔立ちが印象的。田中一村記念美術館にて。

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2018年7月22日 / 旅の紹介 第72回 長野へ 縄文の息吹を感じる旅

縄文文化が最も華やかに開花したと言われる縄文時代中期。実は、この時代の遺跡が最も多く発見されているのは長野県、中でも八ヶ岳西南麓に集中します。“縄文銀座”と言われるこのエリアを訪ねました。

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長野県にある茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館。「縄文のビーナス」(左)と「仮面の女神」(右)の2件の国宝を収蔵する。

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2018年7月 8日 / 旅の紹介 第71回 愛知へ 名古屋城本丸御殿と尾張の城を巡る

1615年、徳川家康の命により名古屋城内に建てられた本丸御殿。1945年の名古屋大空襲で天守と共に焼失してしまいましたが、名古屋市は2009年から復元に着手。この6月に工事が完成し一般公開が始まりました。今回の日美旅では名古屋城を起点にして、徳川家の遺愛品が展示されている徳川美術館や、尾張の城などを巡ります。

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名古屋城と本丸御殿は国宝に指定されていたが、1945年の空襲によって焼失。天守は戦後1959年に再建された。本丸御殿の復元は2009年に着手された。

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2018年6月17日 / 旅の紹介 第70回 京都へ 小さな美術館を訪ねる旅

『フランス人がときめいた日本の美術館』著者のソフィー・リチャードさんは日本のミュージアムの良さを「見るのに何日もかかる権威的な欧米の大美術館と違ってサイズ感がちょうどいい。建物や庭にも味があり癒やされる。自然を題材にした陶磁器や染織などの繊細さにもひかれる」と語りました。大きすぎず落ち着いて鑑賞でき、さらにその建物や地域自体にも歴史がある。そんな美術館・記念館を同書で紹介されている中からピックアップして行ってきました。

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京都市東山区にある河井寛次郎記念館。作家自身の住居兼仕事場を記念館として一般公開している。

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2018年6月 3日 / 旅の紹介 第69回 松本へ 柚木沙弥郎の型染に出会う旅

心が躍るような模様を布地に染める染色家・柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)。95歳を迎えた今も、新たな創造を続けています。柚木さんが高校時代を過ごした地であり、様々な場所で作品を見ることができる長野県・松本を訪ねました。

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鮮やかな柚木沙弥郎の型染絵(中央の四角い額11点)。個展の会場でもあった工芸店にて。

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2018年6月 1日 / 旅の紹介 第68回 松江へ 茶の湯文化と不昧好みを味わう旅

“不昧公(ふまいこう)”の名で知られる江戸時代後期の松江藩藩主・松平治郷(はるさと)(1751〜1818)は大名茶人として名高く、茶の湯の文化を松江に浸透させました。松江を旅し、茶の文化に触れ、不昧に思いをはせます。

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松平不昧が29歳でつくった茶室「明々庵」からの松江城の眺め。森に浮かぶような松江城を見ることができる。 

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2018年5月13日 / 旅の紹介 第67回 井上安治 浅草〜日本橋・文明開化を感じる旅

明治時代前期に活躍した絵師・井上安治(1864〜1889年)。安治が木版画を通じて描き出したのは、西洋から入ってきた文明によって大きく変化しつつあった街の景観でした。安治の絵を手がかりに、文明開化の頃の東京を感じる旅をしてみました。  

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浅草の中心にかかる「吾妻橋」。東京スカイツリーとアサヒビール本社ビルが目の前にそびえ立ち、どことなく未来的にも映る現在の景観。 

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2018年4月29日 / 旅の紹介 第66回 大阪・箕面の滝へ 池大雅を発見する旅

与謝蕪村と並んで、日本の文人画を大成した人物として知られる江戸時代中期の画家、池大雅(1723〜1776)。中国の山水画を手本としつつも、実景から多くを学び取ろうとしました。池大雅が旅し描いた場所のひとつ、大阪にある箕面の滝を訪ねました。

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池大雅の作品にも描かれた大阪・箕面の滝。

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2018年4月 8日 / 旅の紹介 第65回 フランス・ペイルルバードへ ルドン発見の旅

1840年、フランスに生まれたオディロン・ルドン(〜1916年)は、生後すぐにボルドーの郊外リストラック=メドック村のペイルルバードという場所に里子に出されました。幼少期を過ごしたこの地がルドンの創作の源泉となったと言われています。

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一路ペイルルバードへ。ボルドーから車で30分も走るとあたり一面ブドウ畑の風景。

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2018年3月25日 / お知らせ 井浦新さん 最終回を迎えての挨拶

日曜美術館で、2013年4月から5年間キャスターを務めて頂いた井浦新さんが、番組をご卒業となります。井浦さんから皆さんへのメッセージを頂きましたので、紹介させて頂きます。

井浦さんの言葉:
「大好きな日曜美術館の司会を務めさせていただくのは、たいへん光栄なことでした。番組に対して深い想いがあるからこそ、嘘なしに自分の言葉で『美術が好きだ』という想いだけで、見て感じたことを素直に伝える、それしか自分にはできることはないと思い、一回一回、学ばせて頂きながら真剣勝負で取り組ませてもらいました。
間違いなくこの5年間、かけがえのない素晴らしい経験と時間を頂きました。日曜美術館で学ばせてもらったことを、明日からの芝居に活かしてゆければと思いますし、4月からは再び、いちファンとなって引き続き、番組を楽しませていただきます。
日曜美術館を通じて会わせていただいた方々、支えて下さったスタッフと友人。そしてご覧くださった視聴者の皆様、本当にお世話になりました。心より感謝を申し上げます。ありがとうございました」

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日曜美術館の最終収録後、花束を受け取る井浦さん。

井浦さん、5年間本当にありがとうございました。