5月25日 12時40分
漂着の思い出の品が日本へ【岩手】
震災の津波で岩手県から流されアメリカのアラスカで見つかったサッカーボールやバレーボールがそれぞれの持ち主のもとに、送り返されることになりました。
この2つのボールは、アラスカ沖合のミドルトン島で見つかった、サッカーボールとバレーボールで、ことし2月から3月にかけて、アンカレジ近郊に住むデービッド・バクスターさんが、見つけました。その後、サッカーボールは、陸前高田市の村上岬さん、バレーボールは、岩手県出身で、埼玉県に住む佐藤詩織さんのものとわかりました。
バクスターさんは、当初、持ち主に直接手渡したいと話していましたが、「送ることが最善の方法」として24日、日本に向けて、発送しました。
津波で流され、外国に漂着した思い出の品が送り返されるのは、初めてと見られます。
5月25日 12時44分
津波被災古民家 香川に移築【宮城】
南三陸町で津波の被害にあいながら奇跡的に姿をとどめた300年の歴史を持つ古民家が香川県に移築されることになり、25日から家の資材を運び出す作業が始まりました。
南三陸町志津川地区にあるこの古民家はおよそ300年前の江戸時代に建てられた養蚕農家の住宅で、震災による津波で20メートルほど流されましたが、奇跡的に姿をとどめました。
このほど、香川県高松市の博物館から津波に耐えた古民家を移築して保存したいと申し出があり、先月から香川県に移築するための解体作業が進められています。
25日は解体した古民家の資材を香川県に運び出す作業が始まり、作業員が資材をクレーンで吊り上げてトラックに積み込んでいきました。
この家を受け継いできた遠藤重幸さん(62歳)は、「少しさびしい気もしますが歴史や文化を大切にしてきたので、この家を残してもらえることに感謝しています」と話していました。
運び出しの作業は来月上旬にも終わり、壊れた部分を修復しながら移築されるということです。
5月25日 12時29分
復興交付金の2次配分決まる【福島】
復興庁は震災からの復興事業を財政的に支援する、「復興交付金」の第2弾として25日交付額を発表し、県内では申請額を上回る総額306億円あまりが交付されました。
復興交付金は、自治体が行う震災からの復興事業を国が財政的に支援する制度で、ことし3月に第1弾として交付されましたが、県内への交付額は申請のおよそ58%にとどまったことから、批判を受けていました。
県内の27の市町村は第2弾としてあわせて258億7600万円を申請していましたが、復興庁は25日、306億1000万円を交付すると発表しました。
これは申請額の1.2倍近くで、住民の生活再建にとって必要性が高いと判断した事業については来年度分についても前倒しして交付金の配分が認められています。
市町村別ではいわき市がおよそ128億と最も多く、続いて新地町がおよそ67億円、南相馬市がおよそ49億円、などとなっています。
また主な事業としては、いわき市など4つの市と町での「災害公営住宅」の建設や津波の被害を受けた新地町で住宅地を高台や内陸に移転させる「集団移転事業」などが認められました。
復興庁は第3弾の交付金の申請を来月末まで受け付けることにしています。
5月25日 09時24分
震災テーマの絵画展【茨城】
東日本大震災などをテーマに描かれた絵画の展示会が日立市で開かれています。
展示会には、日立市の洋画家、川井雅樹さんの作品、44点が展示されています。
このうち「IMPACT・・・・PM2:46」という作品は震災が起きた瞬間の衝撃を表現したもので正方形のキャンバスを90度回転させて展示し人間に見立てたマネキンが高層ビルから落下していく様子が描かれています。
また「REBIRTH」は砂浜に打ち上げられた色鮮やかなマトリョーシカが横倒しになり、真ん中の割れた部分から小さいマトリョーシカが見え、震災からの復興への願いを表現しています。
訪れた人はタイトルと絵画から画家の思いを読み取るようにじっと見入っていました。
日立に住む70代の男性は「個性的な絵で心に響く作品ですね」と話していました。
会場には震災からの復興支援のために募金箱が置かれているほか、川井さんがデザインしたTシャツなども販売され、一部は宮城県のボランティア団体に送られるということです。
絵画展は今月27日まで日立シビックセンターギャラリーで開かれています。
10時から18時まで