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台風の名前に「アジア名」が登場
台風は「台風18号」のように、その年の「通番」で呼ばれますが、実は英名の呼び名を持っています。例えば、リンゴを落とすなど大きな風の被害を全国的にもたらした1991年の台風19号は「ミレーレ」という英名の呼び名を持っていました。
この英名の呼び名は、戦後は米国の女性名を用いていましたが、悪役の台風に女性名だけを使うのは不公平だとの声に応え、1979年から男女交互の名前で呼んでいます。命名は、グアム島にある米軍合同台風警報センターが行い、英名は気象庁のファクシミリ天気図や国際間の気象通報に用いられています。
この英名に代って、2000年の台風1号からアジアにふさわしい名前「アジア名」を付けることになりました。すなわち、東アジア地域の太平洋で発生した台風には、東アジア各国の”自国語”のニックネームを付けようというのです。すでにアジアの14カ国(米国を含む)から提出された140の呼び名が用意されています。
一例を述べると、日本からは「テンビン」「ウサギ」「カンムリ」「クジラ」などの星座名、マレーシアからはジャスミンを意味する「メーロー」、中国からは孫悟空を意味する「ウーコン」、タイからは果物名の「ドリアン」、ミクロネシアからは「ラナニム(こんにちはの意)」などが提出され、採用されました。
2006年8月18日に九州を縦断した台風10号には「ウーコン」(孫悟空の意味、中国提出)と命名されました。台風の発生を確認して、命名するのは日本の気象庁が行うことになっています。
日本では、国内向けの台風情報ではこれまでどおり通番のみで台風を呼びますが、国際向けの気象通報ではアジア名(若干の英名を含む)で呼ぶことになりました。
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