地震が発生すると、震源付近から周囲に向かって初期微動(P波)に続いて、遅れて主要動(S波)が広がっていきます。
緊急地震速報は、このP波(秒速およそ7km)とS波(秒速およそ4km)の速度差を利用して地震の規模をすばやく予測し、最大震度5弱以上の揺れが予測される場合に発表されます。
強い揺れが始まる数秒〜数十秒前にそれを知らせる、新しい情報です。
想定されている「東海地震」では、速報からS波到達までに静岡で約10秒、東京で約40秒の余裕時間があるとされています。
気象庁は、平成19年10月から「緊急地震速報」の一般への配信を行っています。
一般向けの速報はテレビ、ラジオ、一部の自治体では防災行政無線などを通じて配信されます。また携帯電話のサービスや電話回線などを通した専用の端末を設置して受信することもできます。
鉄道や地下街をはじめとした公共施設や学校、会社や工場などの事業所でも、緊急地震速報を受信し、地震に備える体勢が進められています。
震源に近い地域では「緊急地震速報」が間に合わないことがあります。
しかし、たとえ数秒前であっても地震の揺れが来ることを知り、正しい対応をとることができれば、被害を大幅に軽減することができます。
・会社や学校では、家具など倒れそうなものから離れる。机などの下にもぐって身を守る。使っている火を消す。
・屋外を歩いている場合は、塀のそば、物やガラスが落ちてくる危険のある場所から離れる。
・自動車を運転中の場合は、後続車に注意しつつハザードランプを点灯して減速、路肩に停止する。
日頃から、いざというときの行動について考え、災害に備えることが重要です。
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