鈴木 奈穂子

2017年07月28日 (金)

"届く声"を目指して  鈴木奈穂子

 

 

先日、カフェでコーヒーを受け取ると、こんなメッセージが!

 

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私が発した言葉は「○○コーヒー、○サイズでお願いします」くらいだったのですが、

「すてきな声」だなんて…。

しゃべる仕事をしている者にとってこれ以上のうれしい言葉はありません。

店員さんありがとうございます。

同時に、下を向きながら無愛想に注文してしまったことを猛烈に後悔…。

 

しかし、これまで自分の声はあまり好きではありませんでした。

どちらかというとコンプレックス。

低音が響くわけでもなく鈴の鳴るような美しい声でもなく、

どちらかというと、くぐもっていてキンとするというか。

聞いている人に心地よく届く声になりたいなというのが長年の願望です。

 

新人の頃、上司が「鈴木の声は四角くて耳への当たりが良くない。

丸い球が次々に飛び出すようなイメージで声を出しなさい」と言われました。

声が四角い??丸い球を出す…??

最初は、頭に???がいくつも浮かぶ状態。

 

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イメージを書いてみました。(この際、絵がものすごく下手っぴなのはスルーして下さい…。)

 

私の声は人の耳に残る「カド」みたいなものがあって、

途中からそのカドが気になってニュースの内容が入ってこない。

カドのない、丸~く中身がつまった球のような音を発すれば、

聞いている人の耳に心地よくしっかり届く。ということだそうなのです。

それ以来この「丸い球のような音」が、私が目指す発声の理想の1つになっています。

 

ニュース7を担当する中で、

私たちの「声」で情報を届けるということのやりがいや難しさを感じる日々です。

先日も放送中、九州に大雨の特別警報が出ました。

緊急時には「原稿を読む」という枠を超えて、

私たちの「呼びかけ」で見ている方々に緊急事態だということを伝える事もあります。

「今すぐ逃げてください」「落ち着いてください」

「危ない所には近づかないで下さい」…。

 

声のトーン、速さ、抑揚。「伝わる話し方」とは一体どういうものなのか。

普段のニュースはもちろん、

いざという時にしっかり自分の声で情報を届けられるように。

聞いている人の耳に届く発声を目指してきょうも頑張ります。

 

この記事を書いた人

鈴木 奈穂子アナウンサー

神奈川県出身、2004年入局。高松・松山と四国の2局を経て東京アナウンス室勤務。「おはよう日本」「ニュースウォッチ9」でキャスターを務め、今年度から「ニュース7」キャスターに。 趣味は歌舞伎などの舞台鑑賞。美味しい食事とお酒の店探しが好き。 土日祝日担当の井上あさひアナウンサーとは入局同期。

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