栃木 日光東照宮で恒例の「百物揃千人武者行列」

栃木県日光市の日光東照宮で、よろい武者などにふんした人たちが参道を練り歩く、恒例の「百物揃千人武者行列」が行われました。

この武者行列は徳川家康の遺骨を静岡県の久能山から日光に移した際の行列を再現したとされ、毎年春と秋に行われています。

18日は午前11時に行列が出発し、よろい武者や槍持などにふんした市民など、およそ1200人が新緑の1キロほどの参道を厳かに進みました。

最後尾は徳川家康、豊臣秀吉、源頼朝をまつった重さ800キロ余りのみこし3基が、それぞれ50人ほどに担がれて進みました。

行列は新型コロナウイルスの影響で、これまで中止となったり規模が縮小されたりしてきたことから、今回の規模で行われるのは5年ぶりで、参道に詰めかけた観光客たちは、けんらん豪華な行列に見入ったり写真を撮ったりしていました。

よろい武者にふんした宇都宮市の男性は「よろいは思ったより重たいですが、厳かな気持ちになりました」と話していました。

栃木県下野市に住む女性は「毎年来ていて楽しみにしています。去年に比べておみこしも増え見応えがあったと思います。来てよかったです」と話していました。