山形 南陽の山林火災 3日目の消火活動でも消し止められず

山形県南陽市の山林火災は発生から3日目となる6日も消火活動が行われましたが火を消し止めることはできず、延焼が続いています。消防などは7日も朝から消火活動にあたることにしています。

4日午後、山形県南陽市宮内で発生した山林火災は6日で発生から3日目となりました。

市によりますと、6日は自衛隊などのヘリコプター6機と消防隊員や団員あわせておよそ370人が消火などにあたりましたが火を消し止めることができず、日没で活動を終えました。

これまでに山林およそ135ヘクタールが焼け、70代の男性1人が足にやけどを負ったほか、山小屋とトイレの2棟が焼けたということです。

市は、住宅にも延焼するおそれがあるとして、現場近くの中川地区と宮内地区に住むあわせて148世帯410人に引き続き避難指示を出し、6日午後8時から中川公民館と宮内公民館の2か所に集約して避難所を開設し避難を呼びかけています。

気象台によりますと、南陽市がある地域では7日明け方から弱い雨が降り、昼前ごろから夕方にかけてまとまった雨が降る見込みで、自衛隊や消防は天候の状況を見てあすも朝から消火活動にあたることにしています。

一方、現場周辺の小中学校では7日から通常どおりの授業を予定していますが、市の教育委員会は児童生徒が登下校の際に保護者がつきそうなど安全を確保するよう求めたということです。