自民 皇族数確保の考え 会合で大筋了承 衆参両院議長に報告へ

安定的な皇位継承のあり方をめぐり、自民党は、政府の有識者会議の報告書に盛り込まれた皇族数を確保する方策に沿った党の考えをまとめ、来週にも衆参両院の議長に報告することになりました。

自民党は19日、安定的な皇位継承のあり方を検討する懇談会の会合を開きました。

会合では、政府の有識者会議が皇族数を確保する方策として報告書に盛り込んだ▽女性皇族が結婚後も皇室に残る案と▽旧皇族の男系男子を養子に迎える案などに沿った党の考えが示され、大筋で了承されました。

そして来週にも衆参両院の議長に報告することになりました。

安定的な皇位継承のあり方をめぐっては、これまでに立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党の4党が意見書などをまとめていて、額賀衆議院議長は各党の考えがまとまり次第、国会で協議したいとしています。

自民党の懇談会の事務局長を務める木原幹事長代理は記者団に対し「今後は衆参両院の議長のもとで行われる議論に真摯に対応していきたい」と述べました。