サラリーマンNEO

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はたらくおじさん
はたらくおじさん
今回は
「ヘッドホンをつくる
 おじさん」

を訪ねます。
ヘッドホンをつくるおじさん


猫柳:
(ネコ)

「ぬりゃー このヘッドフォン、
 低音がよく聴こえるニャン!」



岩田:
(イワトビ
 ペンギン)

「今、ヘッドホン市場が熱い!
 携帯型デジタル音楽プレーヤーの普及で
 新商品が続々と登場しているんじゃ」
岩田:
「ところで猫柳よ」

猫柳:

「あん?」

岩田:
「耳に当たっておらんぞ」

猫柳:

「あ・・・」


岩田:
「今日はヘッドホンを作っているおじさんを
 訪ねるんじゃ」

岩田:
「やってきたのはこちらの
 総合電気メーカー」

猫柳:
「こんにちニャン。
 ヘッドホンを作っているおじさんいますか?」

おじさん:
「はい。私です。
 ・・・おじさんですかねぇ?」

岩田:
「こちら、松尾伴大(ともひろ)さん(30歳)
 ヘッドホンの設計をしている若き技術者なのじゃ。
 そんな松尾さんにはヘッドホンの設計を
 する上で欠かせないものがあるんだって」

猫柳:
「え?なんだろニャー」




松尾さん:
「それはね、これなんですよ」




猫柳:
「ニャ!ニャンだこニャー!耳?


岩田:
「そう。これは人の耳型。
 全部で400個以上もあるんじゃ。
 松尾さんはいろんな耳型を使ってヘッドホン
 の新しいかけ方やつけ心地を研究して、
 設計の仕事に役立てているんじゃ」

松尾さん:
「人の耳の形にはいろんな形があります。
 そんないろんな形をした耳の人たち、
 誰が付けても装着感の良いヘッドホンを
 作るために(耳型を)集めています」

猫柳:
「耳型を集めるってどうするんニャン?」

岩田:
「よし!今日は松尾さんに密着!」

岩田:
「やってきたのはたくさんの人が集まる
 お昼時の食堂」

猫柳:
「耳型をとらせてくれる協力者を
 探しているんだニャン」

岩田:
「松尾さんは次の開発に向けてサンプルが
 足りない女性の小さな耳型を集めているんだ」

松尾さん:
「私ヘッドホンの設計をしている
 者なんですけど・・」

女性:
「はーい。お疲れ様です」

松尾さん:
「ちょっと耳を見せていただいても
 よろしいですか?」

女性:
「そんなには小さくないかもしれないけど・・」

松尾さん:
「なるほど、なるほど」

女性:
「耳が小さいとどうなるんですか?」

松尾さん:
「もし良かったら耳を見させて
 いただいてもよろしいですか?」

女性:
「わたし大きい!ダメです!!」


松尾さん:
「電車なんか乗ってても、もちろんヘッドホンに目が
 いくんですけどそれが耳にどうついているのか?
 という所を見てしまいますね。女性なんかでキレイ
 な耳だなという人がいるんですよ。
 そういうの見るとホーと思いますね」



猫柳:
「松尾さんの耳に対する情熱はすごいのニャン」

岩田:
「あら!松尾さんの目つきが変わったぞ」


松尾さん:
「ちょっと左耳を・・・
 お!けっこう小さいですね」

女性:
「小さいですか?」


松尾さん:
「おお!ついに見つけたかも」

猫柳:
「やったー!探すこと1時間。ついに小耳を発見!!
 お目当ての耳が見つかったところで、
 さっそく耳型作りを開始」

岩田:
「まず、紙とガムテープの芯で枠を作る。
 次に特殊な液体を手際よく混ぜ、枠に流し込む」

松尾さん:
「冷たいです」
猫柳:
「わー、どんな気分なんニャろ?」

松尾さん:
「はい。ここガマンです」

女性:
「すっごい気持ち悪いです」

岩田:
「この状態で待つこと30分」


松尾さん:
「じゃあ、固まったようなので、
 はずしていきたいと思います」

女性:
「なんか生ぬるいですよ。ブニブニして」

岩田:
「出来上がった型に今度はゴムを流し込む。
 固まったところをみはからってはずすと・・・」

松尾さん:
「はい。とれました」

猫柳:
「こうして、松尾さんのコレクションに
 また新たな耳型が加わったのニャン」


岩田:
「知的財産センター所属 明保能 麻智さんの耳」

猫柳:
「その大きさ5.5cm。見事これまでの耳の
 最小記録を更新したのニャン」



岩田:
「耳型作りの極意はこれまで20年以上。
 一子相伝で受け継がれてきた。
 通称 耳型職人。松尾さんはその5代目じゃ」


岩田:
「これは初代耳型職人がとった、創業者の耳型」

猫柳:
「テクノロジーの発展の裏側には人にこだわり続ける
 開発者たちのひたむきな姿があったんだニャン」

松尾さん:
「耳について探求していくことでそれがいいヘッド
 ホン、新しいヘッドホンを生み出すことにつながる
 のかなと思うんですね。僕もこれまでにない新しい
 ヘッドホンを作ってみたいと思っています」

二人:
「今日はどうもありがとう」

猫柳:
「今度ボクの耳型もぜひとってほしいものニャン」

松尾さん:
「そうですね。ぜひとらせてください。
 耳をキレイにしてまた来てくださいね」

猫柳:
「うん。そうするニャン」

二人:
「またねー!」

取材協力:ソニー

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