サラリーマンNEO

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はたらくおじさん
はたらくおじさん
今回は
「三次元カーナビを
 作るおじさん」

を訪ねます。
三次元カーナビを作るおじさん

猫柳:
(ネコ)

「このカーナビ、リアルだニャア。」

岩田:
(イワトビ
 ペンギン)

「おぉ、最新型の三次元カーナビじゃ。」


猫柳:

「建物や道路が詳しく表示されて、
 これなら迷わないニャア。」

岩田:
「今日はこのカーナビ作りに欠かせない仕事を
 している人に会いに行くぞ!」

猫柳:
「Go!!」

岩田:
「さぁ、着いたよ!
 ここは大手地図メーカーじゃ。」

猫柳:
「すいません、カーナビのおじさんいますかニャ?」
おじさん:
「はい、私です。」

岩田:
松本庄司さん、46歳。」

猫柳:
「早く仕事見せて〜」

松本さん:
「私たちの最新メカは、ここではなくて、
 あそこにあります。」
猫柳:
「えぇ、車?」

岩田:
「一見普通に見えるこの車、実は業務用の
 ハイビジョンカメラを3台も搭載して
 いるんじゃ。」

猫柳:
「カッコいいニャ!」


岩田:
「後部座席には、全ての映像を録画する
 システムを備えておる。」

猫柳:
総額5000万円以上の、
 特別仕様車なんだニャア!」

岩田:
「松本さんは、この車でカーナビのもととなる
 道の映像を撮影しているんじゃ。」

猫柳:
「うん、それじゃ、しゅっぱ〜〜つ!」
松本さん:
「じゃあ、スタートをお願いします。」

猫柳:
「お、撮影が始まったニャン。」

岩田:
「ここで三次元カーナビ作りの運転のおきてを
 紹介しよう。」



猫柳:
「1.時速40km前後を保つべし」


猫柳:
「2.車間距離は車一台分以上空けるべし

 って、どうしてなんニャン?」

岩田:
「それはね、ゆ〜くり走らない周りの景色をキレイに
 撮ることができないし、前を空けないと道路表示が
 映らないからなんじゃ。」

猫柳:
「なるほどニャ!最近のカーナビって本当に
 走っているように見えてたけど、本当に走っている
 映像だったんだニャア。」

岩田:
「う〜ん、南極のカーナビも欲しいのう

 って、あ〜ぁ、何もないか。」

猫柳:
「真っ白ニャン。」

岩田:
「松本さんは一日に大きな交差点を
 平均5つ撮影するんじゃ。」

松本さん:
「左入ります。」


猫柳:
「あれ、わき道に入ったニャア?
どうしたのかな?」



松本さん:
「次のルートをどうやって元に戻ろうか
 頭に入れてやっています。」


猫柳:
「あぁ、松本さん、失敗したんだニャ。」

岩田:
「違うんだな〜、これが!」

岩田:
「三次元のCGを作るには、1つの交差点を4方向
 から撮影しなきゃいけない。だから、わき道を
 使って交差点を行ったり来たりするんじゃなぁ。」

猫柳:
「なるほど!」



猫柳:
「大きな交差点の撮影には小さな道も知らなきゃ
 いけないなんで、ビックリニャ!」



松本さん:
「これでさっきの道に帰ってきたんですね。」

岩田:
「松本さんは3年前まで北九州で住宅地図の印刷の
 仕事をしておった。家族6人、にぎやかに暮らして
 いた。しかし、紙からコンピューターの流れの中で
 仕事が少なくなり、異動を命じられたんじゃ。」

猫柳:
「行き先は東京。
 悩んだ末、家族を残し、44歳にして初めて
 一人暮らしを始めたんニャン。
 その気持ちを後押ししたのは、道路への熱き想い
 だったんだニャン。」

松本さん:
「道というのは道路というか生き物のようにも
 思えるんです。道があるから人が生活し、
 その中で物が発展していく。また、人がいる
 から道ができるという具合で、生き物のような
 気がしますよね。
 “その中で我々が生活している”と思うと、
 つらいですけど楽しみもありますよね。」


岩田:
「松本さんは、この車で全国の主要都市を
 毎日のように駆け巡っている。」


猫柳:
「最先端のカーナビには、松本さんの地道な努力と
 道への愛着がた〜ぷり詰まっているんだニャ。」
岩田:
「今日は本当にありがとうございました。」

おじさん:
「お疲れ様でした。」

猫柳:
「安全運転でニャ。」

おじさん:
「バイバ〜イ。」

猫柳:
「ま〜たニャン!」

取材協力:ゼンリン

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