少子化に加えて結婚式を行わない、いわゆる「ナシ婚」が増加し、市場の縮小が続くブライダル業界。結婚式場の間では利用者の少ない平日を活用して、需要を掘り起こそうという動きが相次いでいます。

先読み ビズチェック ナシ婚をナシに!

2018年6月4日(月)

経済の最新トレンドをお伝えする「先読み!ビズチェック」。

今日(4日)のテーマは「ナシ婚をナシに!ブライダル新戦略」です。

今、結婚式や披露宴に関連するビジネス市場は縮小が続いていて、今年(2018年)は、5年連続の減少となる見込みだそうです。 この背景には少子化もあるのですが、結婚しても式や披露宴を行わない、いわゆる「ナシ婚」が増加するなど、「価値観の変化」があるんですって。

儀式にはとらわれないと…。

その逆境を乗り越えようと、ブライダル業界では、平日の結婚式場を活用して、式や披露宴にいざなおうという取り組みが相次いでいます。

結婚式場で「ビジネスセミナー」 参加女性を“その気”に!

先週、渋谷で開かれた、ビジネスセミナーです。この日、参加したのはネットメディアの読者モデルたち。SNSの活用法などを学んでいました。

寺田麻美記者(経済部)
「セミナーが開かれているこの場所、実は結婚式場なんです。」

この結婚式場、4月に完成したばかりで、おしゃれな内装が売り。その待合室をセミナー会場に活用することで、女性たちに来てもらい、将来、この場所で結婚式を挙げたいと思わせることが狙いです。






参加者
「おしゃれ。」

「かわいくて、いい。」

「ここで結婚式したい。」

さらにこの待合室は、来月(7月)から、平日、女性限定のシェアオフィスとしても活用。少しでも足を運んでもらいたいとしています。



運営会社『エスクリ』 村井美登里マネージャー
「シェアオフィスとして稼働させていくことで、気軽に会場に来ていただいて、さらに結婚式を挙げるときの候補のひとつになったらうれしい。」

結婚式場で「ピクニック」 カップルをひきつけろ!

一方、こちら、横浜にある結婚式場。売りは、目の前に広がる海と、開放的な屋上スペースです。2年前から、平日限定で施設を開放。ピクニック気分でランチを楽しめる企画を行っています。この日も、10組以上が訪れました。

利用者
「きょう晴れているし、天気がいい日に来たいなと思っていた。」

屋上では、結婚式を控えたカップルが記念撮影をしていました。間近に見ながらのランチ。気持ち、盛り上がりますよね。






利用者
「ピクニック目当てで来ていたけど、勝手に視界に入るこの式場の感じとか、いい情報になって、のちのちにつながっていくと思う。」

「(式場は)ここにしたいと思います。」

ほかの施設も見てみたい。そんなカップルを、積極的に案内します。

利用者
「ピクニックだけで見学できることを知らなかったので。」

「こういう感じなんだと、もうちょっと深くまで知れたかなと思う。」

グランドオリエンタルみなとみらい 大野花奈さん
「日常の中で結婚式場を見学するってなかなかないと思うので、ピクニックに来ることによって、結婚式場に触れられるいい機会になっていると思う。1人でも多くの方に結婚式を挙げてもらいたい。」

式場に足を運んでもらい “ナシ婚”をナシに!

いい雰囲気でしたね。

実際、この企画をきっかけに、挙式をしたカップルもいるそうです。この式場では、ほかにも花火大会の観賞イベントを開催するなど、屋上スペースをフル活用しているそうです。さらに大阪の式場では、ヨガを行ってたりもするそうです。

まずは、式場に足を運んでもらうことからということですか。でも実際、どこまで効果があるんですか?

市場規模の調査を行った会社によると、「潜在的な需要を掘り起こすことが不可欠」と、取り組みを評価しています。

式場どうしの競争も激しくなりそうですね。

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