11月19日は、国連が定めた、世界トイレの日です。

進化するトイレ最前線

2017年11月17日(金)

トイレに関係したイベントが各地で開かれています。

進化するトイレの最新事情を取材しました。

イベント会場で、注目を集めたのが鏡張りのボックス。実はトイレです。世界では、水不足や貧困などで衛生的なトイレが使えず、およそ9億人が屋外で排泄する状況にあるといいます。このトイレは、そうした状況を体験してもらおうと、大手住宅設備メーカーが設置しました。

塩屋紀克アナウンサー
「実際に座って体験してみます。中からは、外の様子が全て見渡せるようになっていまして、なかなか落ち着きませんね。恥ずかしいです。」

来場者
「落ち着かない。周りが見えるので、ちょっと出ないかも。」

塩屋紀克アナウンサー
「トイレのありがたみが分かる?」

来場者
「わかります、わかります。」

“快適さ”追及 最新トイレ機器

一方、こちらのイベントでは、快適さをテーマに最新のトイレ機器が展示。







その1つ、女性からの細かい要望に応えた手洗い場です。浅く斜めにし、水が飛び散らないよう設計。さらに、荷物棚にも工夫が!

メーカー担当者
「奥に15度傾けていて、自立しない荷物も安定して置ける。」

快適さは、建設現場などで使われる仮設トイレでも。従来に比べ、広さが2倍。洋式で、手洗い場や鏡、着替え台まで完備しています。

メーカー担当者
「トイレは(建設)現場や災害時に1人になれる大事な空間。その空間を快適にすることは、非常に大事。」

介護現場のトイレも進化!

トイレの進化は、介護現場にも。
こちらは、最新の福祉機器を集めた展示会です。







披露されたのは、介護が必要な人のトイレをサポートする試作モデルです。高さが変わる電動ベッドで1人で立ち上がり、水洗トイレまでの移動もロボットが補助します。






さらに、トイレは移動可能。立ち上がることが難しければ、ベッド脇までもってこられます。こうした手助けをすることで、介護する側の負担も軽減できるということです。

ケアマネージャー
「在宅で過ごされる方が増えてきているので、福祉用具で出来ることがあれば、使っていただき、自立した生活、過ごせるよう提案したい。」

ニーズにあわせて トイレが進化

ニーズに合わせて、いろんなトイレが開発されているんですね。

そして、進化しているのはトイレだけではありません。公衆トイレの場合、衛生管理、つまり、きれいに維持するのにコストがかかります。そこで、ある取り組みが広がっているんです。キーワードは、こちら「命名権」。

命名権?

その1つがこちら、東京渋谷区の「スシニンジャトイレ」。渋谷区では、財政的な負担を軽減するため、8年前からトイレの命名権の販売を始めました。それで、こちらのトイレは、アニメーション企画会社が購入。





その手がけたキャラクターが描かれているというわけです。

要は、企業側がお金を払ってくれるということですよね。

そうなんです。渋谷区の場合、企業は、公衆トイレに名前や商品名などを入れたりできるわけです。代わりに、清掃にかかる費用などを負担しています。こうした取り組み、横浜や岡山など、全国各地に広がっているんです。

なるほど。企業側にとっては宣伝にもなるし、きれいになって一石二鳥ですね。「トイレの日」は、途上国の現状をふまえてトイレの大切さを考える日ですから、公衆トイレには恵まれている日本だからこそ、当たり前に思わずに大事に、きれいに使っていきたいですね。

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