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NHKスペシャル
森の王者 ツキノワグマ ~母と子の知られざる物語~

2017年1月15日(日) 午後9時00分から9時49分

森の王者と言われるツキノワグマ。しかし、警戒心が強く鬱蒼とした森の奥深くで暮らしているため、その生態はこれまでほとんど知られていなかった。その謎に満ちた暮らしぶりに迫れる場所がある。栃木県西部の足尾だ。

銅山の開発のため、一時は森が壊滅的な打撃を受け禿げ山となってしまったが、今、森が復活しはじめツキノワグマが毎年子育てを行い、多いときには3組もの親子の姿を同時に観察することができるまでになっている。

地元、日光市の動物カメラマン横田博さんは、28年に渡りこの地でクマの撮影を行ってきた。1000時間を超す映像には、春、冬眠の巣穴から、生まれてしばらくの子グマをつれて出てくる母グマの姿や、座り込んで二頭の子グマに同時に授乳する微笑ましい姿など、これまで撮影されたことがない子育ての一部始終がとらえられている。また落石に巻き込まれて崖を転げ落ちた子グマが九死に一生を得るたくましさを見せる瞬間やオスの“子殺し”という研究者さえ見ていなかった驚きの生態まで記録されている。

谷が深く対岸の山の様子が手に取るよう観察できる足尾。横田さんが12年前に「次郎」と名付けて長く追い続けるクマを中心に、今、明らかになりつつあるツキノワグマの素顔を描く。

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