草原 Grasslands

陸地の4分の1を占める草原。ここには、地球上で最も多くの生きものが集まり、その命をつないでいる。幻と言われるほど数が少なく巨大な鼻を持つ中央アジアのサイガから、中南米に生息する巨大アリクイ、ダチョウの背中に乗って食べ物を探すアフリカのベニハチクイなど草原にはユニークな生きものたちが数多く暮らしている。しかし、ここは季節ごとに環境が激変する大地でもある。生きものたちは、過酷な季節を乗り越えて生きのびなければならない。洪水で水浸しになった草原では、ライオンがバッファローに襲いかかりすさまじい死闘を繰り広げる。雪に覆われてしまった草原ではバッファローとキツネがそれぞれ力と知恵を働かせて窮地を乗り切る。そして雪どけがやってくると、カリブーは草を求めて毎年、極北の地を大移動する。しかしその旅の途中には、天敵のオオカミが待ち受けているのだ。

『草原』編に登場する主ないきもの

ライオン

オカバンゴ湿地

ボツワナ

撮影チームは2年以上にわたって通算5か月間、オカバンゴ湿地の中でも最奥地に入り、洪水で水浸しになった草原でライオンがバッファローに襲いかかる決定的なシーンをカメラに収めた。バッファローはとても危険な動物。オスのバッファローの体重は1トンもあり、メスライオン5頭を合わせたよりも重く、時にライオンを殺してしまう。撮影チームは滞在中ずっと、星空の下、ハイエナやワニ、カバがひしめく場所でキャンプを張った。撮影中、安全で気が休まる場所は小さなボートと、撮影用の車の中だけだった。

サーバル

カルー

南アフリカ

撮影クルーはとびきり人なつこい1匹のサーバルを追跡する貴重なチャンスに恵まれた。撮影史上初めて、最新のスタビライザー(防振装置)を使ってサーバルの狩りに肉迫。サーバルは地球上に住むネコ科の仲間の中でも、体の大きさに比べて手足と耳が長く、空中を2メートル以上もジャンプできる。

  1. ゾウ:カジランガ国立公園(インド)
  2. サイガ:ユーラシア・ステップ(カザフスタン)
  3. カヤネズミ:ノーフォーク(イギリス)
  4. オドリホウオウ:マサイ・マラ国立保護区(ケニア)
  5. オオアリクイ:セラード(ブラジル)
  6. サーバル:カルー(南アフリカ)
  7. バイソンとキツネ:イエローストーン国立公園(アメリカ)
  8. ライオンVSバッファロー :オカバンゴ湿地(ボツワナ)
  9. カリブー:バレンランズ(カナダ)
  10. アリ塚:ノーザンテリトリー(オーストラリア)
  11. ハキリアリ:(アルゼンチン)
  12. ハチクイ:サビュート(ボツワナ)