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ザ・プレミアム「深海のロストワールド 追跡!謎の古代魚」

2015年3月21日(土)午後9時30分~10時59分 2015年5月27日(水)午後9時00分~9時59分[ダイジェスト版]

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©Luis Lamar

太平洋・赤道直下に浮かぶニューギニア島。極彩色のサンゴ礁のすぐ外側は、断崖が一気に千メートルまで落ち込んでいる。2014年、ほとんど調査が進んでいない「熱帯の深海」で、待望の潜水艇調査が始まった。潜るのは、あのダイオウイカを撮影した透明球型潜水艇。調査に挑むのは、インドネシアのシーラカンス発見を成し遂げた伝説の海洋生物学者、マーク・アードマン博士だ。

ほぼ垂直の壁にそって数百m潜行。そこには目を疑うような光景が広がっていた。聖堂のように大きな洞窟、複雑に入り組んだ迷宮のような通路。この「隠れ家」のような場所に、オウムガイやウミユリなど、恐竜が出現するよりも古い時代から姿を変えていない「生きた化石」が次々と姿を現す。さらに地元漁師から古代魚「シーラカンス」の目撃談まで飛び出し、博士はさらなる航海へと旅立つ。今回、潜水艇の装備を最新の4Kカメラにグレードアップ。さらに6台ものマルチカメラで手に汗握る、深海探検を克明に追う。

運命のラストダイブで遭遇した、見たこともない謎の魚とは?博士と共に潜行開始!

深海日記

動画と文章でつづる 潜水調査の裏側

アルシアチーム / パイロットとの再会

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伝説の海洋生物学者 マーク・アードマン博士

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手に汗握る!レスキュー訓練

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「深海のロストワールド」で登場した「謎の深海魚」の正体は何だったのでしょうか?専門家の分析で、世界的にもきわめて貴重な映像だとわかりました。

今回発見された「ヒョウモンシャチブリ」とは?

分類:シャチブリ目シャチブリ科ヒョウモンシャチブリ属ヒョウモンシャチブリ 2008年に神奈川県立生命の星・地球博物館の魚類分類学者・瀬能宏博士によって新種として発表された深海魚。日本近海で見つかり、世界でも4個体の標本があるのみ。その生態はほとんど分かっていません。大きな腹ビレに3対のアンテナがあり、先端がパッド状にふくらんでいるのも他には見られない特徴です。

ヒョウモンシャチブリがいつ頃誕生したかはよく分かっていませんが、他のシャチブリでは退化してしまった大きな腹ビレが残っていることから、シャチブリの中でもかなり古いグループであると推測されています。他のシャチブリの仲間の多くが、大陸棚などの深海底に住んでいる一方、ヒョウモンシャチブリの住みかは岩場に限られており、分布も点在していることから、古い時代の生き残りの種と考えられます。
最大の特徴であるひょろりと伸びた3対のアンテナは、自由に動かすことができ、ネコのヒゲのように周囲をさぐり、真っ暗な深海の洞窟の中でも状況を把握できるようです。