地域の魅力的な人たちの注目の動きなど、奈良の今を、様々な角度からお伝えするコーナーです。体験リポートを交えお伝えします。
これまでのならコレ!
前田 古都

古い町並を今に残す奈良町で、今月、朗読劇が行われます。中心となっているのは、劇作家の小野小町(おの・こまち)さんです。小野さんは、舞台やラジオドラマなどの脚本を手掛ける一方、子育ての中で「演技」に興味を持っている周りの母親たちと劇団を旗揚げするなど、一般の人たちに「声を出して演じる」ことの楽しさを広めてきました。演劇は、稽古に長い時間を要したり、台詞や動きを覚えるのが大変など、一般の人が尻込みしてしまう課題が多いと感じた小野さん。そこでたどりついたのが、台本を持ちながら演じることができる「朗読劇」でした。稽古時間も12時間と短期集中にし、今回は11歳から71歳と幅広い世代の21人が参加します。内容は、奈良町の元興寺に伝わる「元興神(がごぜ)」という鬼伝説と、現代の友人関係の悩みを織り交ぜたストーリー。小野さんの作品作りへの思いや本番直前の稽古の様子を、前田リポーターが取材しました。

青木 夏美

吉野杉の森林を守る「山いき」として活躍する黒滝村の梶谷哲也(かじたに・てつや)さん。「山いき」とは、山で働く人を親しみを込めて呼ぶ言葉で、梶谷さんは「山に行き、山に生きる人」という意味で、自らそう名乗っています。21年前、自然に憧れ、Iターンで黒滝村へ。山の仕事を行うかたわら、多くの人に吉野杉の魅力を知ってもらおうと、間伐材を使ったチェーンソーアートにも取り組んできました。そんな梶谷さんが今挑戦しているのが「木と人をつなぐ活動」です。周囲の建物に被害が出ないように、木を倒さずに伐採する「特殊伐採」を学び、黒滝村に導入。また、森の案内や野外活動を指導する「森林インストラクター」の資格を取得し、森の良さを一般の人に伝える活動を始めました。林業の未来のために奔走する、山いき・梶谷さんの新たな挑戦に、青木リポーターが密着しました。

新田谷 萌

川上村の魅力を紹介する、月1回配布の新聞「OIDE(おいで)新聞」。発行者は、地域おこし協力隊として村に来た、ロサンゼルス出身のエリック・マタレーゼさんです。愛読していた村上春樹の小説を日本語で読みたいと日本に興味を持ち、来日。3年前から川上村に住んでいます。村の人たちから聞いた地域の文化や風習、信仰など、学校では教わらない“深い日本”に感動したといいます。新聞には、地元の人にとっては当たり前でもエリックさんには新鮮な発見の数々を、覚えた日本語で記事にしています。いつも親切にしてくれる村の人たちに喜んでもらいたいと、毎月新聞づくりに励むエリックさんを、新田谷リポーターが取材しました。

▲ ページの先頭へ