永島さん夫妻は廃材を家具によみがえらせている作家です。阪神淡路大震災では、兵庫県神戸市で被災し、妻の庸さんが勤めていた食堂は全壊、夫の力也さんの仕事も半減したため、かつて力也さんが住んでいた奈良に移り住みます。そこで庸さんは技術専門校で家具製作を学び、卒業後、2人で家具を作り始めました。子供用の椅子やベンチ、築200年の家の梁を使った机など、さまざまな作品が田原本町の工房に並んでいます。阪神淡路大震災で被災した自分たちが頑張り続けていれば何とかなると信じてきた2人は、その経験から、他の被災地の人を勇気づけようとしています。地域の人やさまざまな人たちの支えがあり、今月末にはイタリアで展示会を開くことになりました。日本人として、イタリアの人たちに東日本大震災のことを伝え、売り上げを被災地に送るためです。外国の人たちとも繋がる今回の取り組みで、さらに大きな支援の輪が広がるのではないかと思いながら話を伺いました。