ここから読み上げブラウザ用のメニューです 本文へジャンプします NHK奈良放送局ホームページ内のリンクボタンへジャンプします 読み上げブラウザ用のメニューの終わりです

ここからNHK奈良放送局ホームページ内のリンクボタンです
読み上げブラウザ用メニューに戻ります
ここから本文です
注目ニュース

注目ニュース

◇ 2020年9月11日(金)放送 ◇
興福寺の古瓦猿沢池に沈め魚礁に



奈良市の猿沢池に生息する在来種の魚を増やし池の環境を改善しようと、興福寺などは、寺に残る古い瓦を池の底に沈めて、魚の住みかとなる「魚礁」を設置することになりました。

これは11日、興福寺と、寺と連携して池の環境保全に取り組む近畿大学が、発表しました。
それによりますと、猿沢池の在来種の魚を増やそうと、寺の南円堂で使われていた江戸時代の瓦を池の底に沈めて、魚の産卵場所や隠れ家となる魚礁を今月設置するということです。
また、瓦は細かい穴が空いた多孔質のため、水質の浄化作用もあるということです。
猿沢池では、興福寺が毎年4月に行っている伝統行事「放生会」で金魚を放流していましたが、生態系の破壊につながるなどの指摘を受けて、ことしから池で捕獲した在来種のモツゴやシマヒレヨシノボリなどを放流しています。
近畿大学農学部の北川忠生准教授は、「猿沢池はアオコが漂うなど富栄養化が進んでいる。水質がきれいになれば、ゴミを捨てたり外来種を放したりしなくなると期待している」と話していました。
また、興福寺の南俊慶さんは、「放生会は命の大切さを知ってもらう仏教の儀式で、生態系をよくすることは放生会につながるものだ」と話していました。

【変わる興福寺放生会】
「放生会」は、殺生を戒める仏の教えに基いて、生き物を自然にかえし、命に感謝する仏教の行事です。
興福寺では毎年4月に行われ、境内にある「一言観音堂」で法要が営まれたあと、僧侶と参拝者が金魚などの稚魚と願いごとを書いた紙の札が入った桶(おけ)を猿沢池まで運び、放流していました。
ところが猿沢池の生態系の破壊につながるなどの指摘から、ことしから在来種の魚のみを池に放すことにしました。
さらに魚にかかる負担を考慮し、これまでの桶からの放流からスロープを使った放流に変えています。

09月11日 16時16分



読み上げブラウザ用メニューに戻ります
↑ ページの先頭へ